第1章|2025年末の世界と日本市場――株高の裏で進む「歪んだ安定」
2025年末、世界の株式市場は一見すると極めて平穏だ。
米国株はS&P500・ナスダックともに高値圏を維持し、年末特有の「サンタラリー」も相まって、市場心理は落ち着いているように見える。
しかし、その内実は決して単純ではない。
米国では
GDPは堅調
消費は高所得層に偏在
雇用は鈍化傾向
いわゆる「K字型経済」がさらに鮮明になった。
これは「景気が良い」のではなく、“資産を持つ側だけが勝ち続ける構造”が固定化されているということだ。
FRBは利下げを続けつつも、
「中立金利圏に入った」と明言し、利下げペース鈍化=実質的な金融引き締めへと舵を切りつつある。
一方、日本。
日銀は利上げを開始したものの、
賃金
消費
財政規律
いずれも脆弱で、利上げは“慎重すぎるほど慎重”**だ。
その結果、
長期金利は上がる
為替は円安が進む
という「ねじれ現象」が生じている。
この環境は、
👉 円キャリートレード逆回転の“予兆”
👉 ボラティリティ上昇の土台形成
を意味する。
ここで重要なのは、
**短期の値動きではなく、「資産クラス間の力関係」**を見ることだ。
第2章|TSYY 2万株戦略の思想――価格ではなく「構造」に賭ける
TSYYは、
テスラ株を対象
カバードコール戦略
高頻度分配
という、極めて癖の強いETFだ。
価格変動だけを見れば、
含み損が出る
ボラティリティが高い
長期保有に向かない
そう評価する人は多い。
だが、TSYY戦略の本質はそこではない。
TSYYは「値上がり益」を狙う商品ではない
TSYYとは、
👉 ボラティリティを“現金化”する装置
👉 時間を味方につけるキャッシュフロー戦略
である。
2万株という数量は、
心理的な不安
評価損益の振れ
を確実に伴う。
しかし、
毎週分配 ≒ 30〜36万円規模のキャッシュフローは、
市場がどう動こうと「生活と投資判断」を切り離す力を持つ。
ここが重要だ。
株価が下がっても
円安が進んでも
一時的に分配が減っても
👉 キャッシュフローが“意思決定の自由”を守る
TSYYは「夢を見る商品」ではない。
不安を現金で殴り返す商品だ。
第3章|総資産8000万のリアル構造――数字が語る「勝ち方の質」
総資産 約8,000万円。
内訳は極めて現代的だ。
不動産:約4,000万円
株式(現物・ETF):約2,000万円
年金・制度資産:約2,000万円
現金・暗号資産:ごく一部
この構造の優秀さは、
リスクの分散ではなく、
時間軸の分散にある。
不動産:長期・低流動
TSYY:短期・高流動
年金:超長期・制度依存
つまり、
👉 「今・5年後・20年後」を同時に生きている
多くの人は、
給与
目先の株価
という「現在」だけで資産を見てしまう。
しかし、
資産形成とは時間を分割する作業だ。
TSYYは「今」を支える。
不動産は「10年後」を支える。
年金は「老後」を支える。
この役割分担がある限り、
一部の評価損は“問題にならない”。
第4章|不動産・IGLD・次の一手――金利時代の「現物回帰」
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金利が上がる局面で、
最も評価が割れるのが不動産だ。
しかし、
フルローン
短期転売
キャピタル依存
でなければ、話は別だ。
現物戸建ての買い増しは、
インフレ耐性
家賃という実需
金融資産と逆相関
という意味で、**極めて“保険的”**な資産だ。
また、
IGLDのような金連動資産は、
通貨不安
地政学
金融不信
に対する精神的な安定装置となる。
TSYYで攻め、
不動産とIGLDで守る。
これは臆病ではない。
長く生き残るための設計だ。
第5章|人的資本・健康・静かな退職――最後に残るのは「自分」
どれほど資産を積み上げても、
最後に残るのは「身体」と「気力」だ。
血圧
体脂肪
歩数
睡眠
これらは、金融資産より先に壊れる。
「静かな退職」とは、
仕事を辞めることではない。
👉 仕事に人生を預けない状態を作ること
キャッシュフローがあれば、
無理に昇進しない
無理に戦わない
無理に我慢しない
という選択ができる。
資産形成のゴールは、
FIREではない。
**“逃げ道を持った現役”**だ。
終わりに
――社畜は弱者ではない
社畜は、
給与
社会保険
信用
という強力な武器を持っている。
それを
投機で燃やすか
キャッシュフローで積み上げるか
その違いだけだ。
TSYY2万株戦略は、
派手でも、楽でも、安全でもない。
だが、
**「明日を怖がらずに生きる力」**は、
確実に与えてくれる。



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