このビジネス書が凄い)アソビジネス大全(潮凪洋介著) | 40代社畜のマネタイズ戦略

このビジネス書が凄い)アソビジネス大全(潮凪洋介著)

仕事
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  1. まえがき
  2. 第1章:「遊び」が最強のビジネス資産になる理由
      1. ■ 遊びは「個性」と「熱」を解き放つ
      2. ■ なぜ「真面目に働く人」ほど損をするのか?
      3. ■ 「遊び」が金になる時代が来た
      4. ■ 「遊び」を封じてきた社会通念から脱出せよ
      5. ■ 自分の中に「遊びの芽」を見つけよう
  3. 第2章:「好き」を棚卸しして“稼げる遊び”を見つける方法
      1. ■「好き」には3つの層がある
      2. ■ 遊びを「自分資産」に変える質問10
      3. ■ 遊びの共通点には“強み”が隠れている
      4. ■ 「やりたいけど怖い」こそ、最大の原石
      5. ■ 今日から始める「遊び資産リスト」作り
  4. 第3章:遊びを“価値”に変えるための発信戦略
    1. ■ 遊びは「共有」して初めて価値になる
    2. ■ 発信のスタイルは「素直・一貫・共感」で決まる
    3. ■ 5つの代表的な「アソビジネス発信媒体」
    4. ■ 「好きなこと」から“誰かの役に立つこと”へ
    5. ■ 最初の100人に向けて届ける
    6. ■ 発信で得られる「非金銭的報酬」の大きさ
    7. ■ 「まず投稿してみる」が未来を変える
  5. 第4章:遊びを“収益”に変えるマネタイズ戦略
    1. ■ 「遊びの熱量」をお金に変える覚悟
    2. ■ 「無形の遊び」を収益化する6つの黄金パターン
    3. ■ マネタイズ前に準備すべき“3つの土台”
    4. ■ 「1万円の壁」を超えれば、あとは繰り返し
    5. ■ マネタイズで最も重要なのは「誠実さ」
    6. ■ 自分だけの「遊びビジネスモデル」をつくる
  6. 第5章:アソビジネスで生き方を変える人生戦略
    1. ■ 遊びが仕事になると「生き方」が変わる
    2. ■ 時間・場所・人間関係の自由を手にする
    3. ■ アソビジネスは「年齢」も「学歴」も関係ない
    4. ■ 会社を辞めなくても、人生は変えられる
    5. ■ “好き”を発信することで「仲間」が集まる
    6. ■ 「自分を生きる」覚悟を持つ
    7. ■ 次章への展望
  7. 第6章:あなたブランドの構築と発信戦略
    1. ■ なぜ“あなたブランド”が必要なのか?
    2. ■ ブランドとは「記憶に残る印象」
    3. ■ ブランディングの3ステップ
      1. ① 自分の魅力を言語化する
      2. ② 自分の世界観をデザインする
      3. ③ 継続的に発信する
    4. ■ あなたの言葉に「共感」が宿るとき
    5. ■ インフルエンサーでなくても良い
    6. ■ 発信が育てるのは「信頼」である
    7. ■ 実例:Instagramで世界観を発信し続けた人の物語
    8. ■ 「あなたに会いたい」と言われるブランドへ
  8. 第7章:アソビジネスをマネタイズする方法と仕組み化
    1. ■ 遊びが収益になる、その第一歩
    2. ■ STEP① 「無償の活動」から始める
    3. ■ STEP② 小さく売って、反応を見る
    4. ■ STEP③ 価値を“再現可能”な仕組みにする
    5. ■ 実例:カフェ好きが月30万稼ぐ“遊びのビジネス”
    6. ■ マネタイズの基本は「組み合わせ」
    7. ■ 「価格設定」の考え方
    8. ■ 「選ばれる人」ではなく、「愛される人」に
    9. ■ 稼ぎすぎると“遊び”が消える?
    10. ■ 収入が目的ではない。“自由”が目的である
  9. 【はじめに:アソビを「物語」に変えるSNS時代の流儀】
  10. 【1. SNSは“無料の舞台”である】
    1. ��ポイント
  11. 【2. フォロワーは“共犯者”にする】
  12. 【3. “自分ブランド”の構築法】
  13. 【4. 炎上しない「無敵ゾーン」で生きる】
  14. 【5. 潮凪流「SNS三原則」】
  15. 【6. “売らない”から売れる世界】
  16. 【7. アソビSNSは“人生の保存箱”】
  17. 【おわりに:無名の時代を大切にせよ】
  18. 【はじめに:アソビの核心は“リアルな接触”にある】
  19. 【1. なぜ“リアルの場”が必要なのか?】
  20. 【2. “自分だけの場所”を創り出せ】
  21. 【3. 潮凪流イベント設計:黄金の3原則】
  22. 【4. コミュニティが“ブランド”になる】
  23. 【5. 続けるための“仕組み”を作る】
  24. 【6. “告知”が苦手な人へ】
  25. 【7. 潮凪氏の実例:100人規模の“アソビ学会”】
  26. 【おわりに:場を持つ者は未来を創る】
  27. 【はじめに:働くとは、“稼ぐ”と“生きる”を一致させること】
  28. 【1. “好き”を起点にする勇気】
  29. 【2. 潮凪流“アソビ起業”の黄金パターン】
  30. 【3. 初期の資金・集客・商品構成はこう考える】
  31. 【4. “アソビで稼ぐ”ことに罪悪感を持たない】
  32. 【5. 起業の出口は“共に生きる仲間”を持つこと】
  33. 【6. 潮凪洋介の“未来予想図”】
  34. 【おわりに:自由と信頼の“アソビ起業”へ】
  35. あとがき
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まえがき

この本は、人生をただ「頑張って働く」だけのものにしないための処方箋である。
毎朝、満員電車に揺られ、顔をこわばらせて出勤する生活。
金曜の夜にだけ「自分に戻れる」ような生活。
果たして、それは「生きている」と言えるだろうか?

潮凪洋介氏は言う――**「アソビを仕事にせよ。人生はもっと自由でいい」**と。
この書は、単なる起業のハウツーではない。
“好き”を“稼ぐ”に変える勇気と手段を持ち、
自分の人生を自分でプロデュースするための、魂のマニュアルだ。

目次

まえがき

第1章:「遊び」が最強のビジネス資産になる理由

第2章:「好き」を棚卸しして“稼げる遊び”を見つける方法

第3章:遊びを“価値”に変えるための発信戦略

■ 遊びは「共有」して初めて価値になる

■ 発信のスタイルは「素直・一貫・共感」で決まる

■ 5つの代表的な「アソビジネス発信媒体」

■ 「好きなこと」から“誰かの役に立つこと”へ

■ 最初の100人に向けて届ける

■ 発信で得られる「非金銭的報酬」の大きさ

■ 「まず投稿してみる」が未来を変える

第4章:遊びを“収益”に変えるマネタイズ戦略

■ 「遊びの熱量」をお金に変える覚悟

■ 「無形の遊び」を収益化する6つの黄金パターン

■ マネタイズ前に準備すべき“3つの土台”

■ 「1万円の壁」を超えれば、あとは繰り返し

■ マネタイズで最も重要なのは「誠実さ」

■ 自分だけの「遊びビジネスモデル」をつくる

第5章:アソビジネスで生き方を変える人生戦略

■ 遊びが仕事になると「生き方」が変わる

■ 時間・場所・人間関係の自由を手にする

■ アソビジネスは「年齢」も「学歴」も関係ない

■ 会社を辞めなくても、人生は変えられる

■ “好き”を発信することで「仲間」が集まる

■ 「自分を生きる」覚悟を持つ

■ 次章への展望

第6章:あなたブランドの構築と発信戦略

■ なぜ“あなたブランド”が必要なのか?

■ ブランドとは「記憶に残る印象」

■ ブランディングの3ステップ

■ あなたの言葉に「共感」が宿るとき

■ インフルエンサーでなくても良い

■ 発信が育てるのは「信頼」である

■ 実例:Instagramで世界観を発信し続けた人の物語

■ 「あなたに会いたい」と言われるブランドへ

第7章:アソビジネスをマネタイズする方法と仕組み化

■ 遊びが収益になる、その第一歩

■ STEP① 「無償の活動」から始める

■ STEP② 小さく売って、反応を見る

金額より“買いやすさ”と“明快な価値”

あなたが情熱を持って伝えられるもの

■ STEP③ 価値を“再現可能”な仕組みにする

■ 実例:カフェ好きが月30万稼ぐ“遊びのビジネス”

■ マネタイズの基本は「組み合わせ」

■ 「価格設定」の考え方

■ 「選ばれる人」ではなく、「愛される人」に

■ 稼ぎすぎると“遊び”が消える?

■ 収入が目的ではない。“自由”が目的である

第8章:アソビジネスのSNS戦略とブランド構築

【はじめに:アソビを「物語」に変えるSNS時代の流儀】

【1. SNSは“無料の舞台”である】

��ポイント

【2. フォロワーは“共犯者”にする】

【3. “自分ブランド”の構築法】

【4. 炎上しない「無敵ゾーン」で生きる】

【5. 潮凪流「SNS三原則」】

【6. “売らない”から売れる世界】

【7. アソビSNSは“人生の保存箱”】

【おわりに:無名の時代を大切にせよ】

第9章:アソビビジネスの“場づくり”とリアルイベント戦略

【はじめに:アソビの核心は“リアルな接触”にある】

【1. なぜ“リアルの場”が必要なのか?】

【2. “自分だけの場所”を創り出せ】

【3. 潮凪流イベント設計:黄金の3原則】

【4. コミュニティが“ブランド”になる】

【5. 続けるための“仕組み”を作る】

【6. “告知”が苦手な人へ】

【7. 潮凪氏の実例:100人規模の“アソビ学会”】

【おわりに:場を持つ者は未来を創る】

第10章:“アソビ×起業”で人生を自由にデザインする方法

【はじめに:働くとは、“稼ぐ”と“生きる”を一致させること】

【1. “好き”を起点にする勇気】

【2. 潮凪流“アソビ起業”の黄金パターン】

【3. 初期の資金・集客・商品構成はこう考える】

【4. “アソビで稼ぐ”ことに罪悪感を持たない】

【5. 起業の出口は“共に生きる仲間”を持つこと】

【6. 潮凪洋介の“未来予想図”】

【おわりに:自由と信頼の“アソビ起業”へ】

あとがき

第1章:「遊び」が最強のビジネス資産になる理由

あなたは「遊び」と聞いて、どんなイメージを抱くだろうか?
無駄なもの? 息抜き? あるいは仕事からの逃避?
だが、潮凪洋介氏が本書『アソビジネス大全』で提唱するのは、その真逆の発想だ。
――「遊び」は、人生とビジネスのすべてを変える、最強の資産である。

■ 遊びは「個性」と「熱」を解き放つ

人間は、遊んでいるときにこそ“本来の自分”を取り戻す。
制約のない状態で心がワクワクし、自由な発想が生まれ、他人の目や常識の縛りを超えて、自分だけの価値観に立ち返ることができる。

この「遊びの状態」こそが、ビジネスにおいて圧倒的な差別化を生む源泉となる。
画一的な仕事を、個性あるプロジェクトに昇華させる。
退屈なプレゼンを、魂が宿る表現に変える。
なぜなら、そこには“自分自身の熱”が乗っているからだ。

潮凪氏は、こうした熱こそが共感を呼び、顧客や読者の心を動かし、人生を切り拓く原動力になると説く。

■ なぜ「真面目に働く人」ほど損をするのか?

多くの人は、遊びを“役に立たないもの”として切り捨ててきた。
学生時代、社会に出てから、周囲から言われ続ける。

「遊んでないで、真面目に働きなさい」
「そんなことしても、お金にはならない」
「遊びは趣味の範囲でとどめるべきだ」

だが、著者はその価値観を根底からひっくり返す。
むしろ、「真面目に働くだけ」の人こそ、人生と収入の可能性を自ら狭めているのだと。

なぜなら、与えられた仕事を淡々とこなす人には、代替性がある。
だが、「自分だけの遊び」から価値を生み出せる人は、代えがたい存在になる。
つまり、遊びをビジネスに変換できる人は、常に“希少性”の高い人材になるのだ。

■ 「遊び」が金になる時代が来た

SNS時代、YouTube時代、AI時代――。
今の社会は、かつてないほど“個人の遊び”が収益化しやすい構造になっている。

たとえば…

釣りが好きな人が、釣りYouTubeを始めて広告収入を得る

スパイスカレーが趣味の人が、Instagramでレシピを発信し、電子書籍を出す

アウトドアを愛する人が、noteでレビュー記事を書き、スポンサーを得る

かつて「遊び」で終わっていたものが、「情報発信」や「体験の提供」と組み合わさることで、ビジネスになるのだ。
しかも、こうしたビジネスは「楽しい」「無理がない」「続けられる」ため、消耗せずに成長し続けるという大きなメリットがある。

■ 「遊び」を封じてきた社会通念から脱出せよ

とはいえ、多くの人が遊びを仕事にできないのは、社会に植え付けられた「正しさ」の呪縛があるからだ。
たとえば、次のような思い込みがある。

仕事と遊びは分けるべきだ

遊びでお金を稼ぐのは不謹慎だ

稼ぐためには、苦労しなければならない

だが潮凪氏は、これらを明確に「幻想」と切り捨てる。
本書全体を通じて繰り返し述べられるのは、

「遊びを突き詰めれば、それが最も強く、最も自分らしく稼げる道になる」

という哲学だ。

遊びには、夢中になるエネルギーがある。
好きだからこそ、深く学び、飽きずに挑戦し、誰よりも語れるようになる。
その「深さ」こそが、信頼と報酬を呼び込むのだ。

■ 自分の中に「遊びの芽」を見つけよう

最後に、読者に求められるのは“遊びの棚卸し”である。
子どものころ夢中になったこと、今でもワクワクすること、人に語りたくなる体験――
それこそが、ビジネスの原石であり、人生を変える入口となる。

次章では、どのようにして「自分の遊び」を見つけ、それを“価値”に変えていくのかを具体的に掘り下げていく。
あなたの中にある“火種”を見つけ出し、灯火を灯す準備はできているだろうか?

第2章:「好き」を棚卸しして“稼げる遊び”を見つける方法

「遊びがビジネスになる」と言われても、こう思う人は多いだろう。
「そもそも自分に“遊び”なんてあるのか?」
「趣味はあっても、仕事にできるほどではない」
「好きなことは色々あるけど、何が向いてるのか分からない」

だが安心してほしい。
本章では、潮凪洋介氏が提唱する“遊びの棚卸し”メソッドに基づき、
あなたの中に眠る「稼げる遊びの原石」を発掘していく。


■「好き」には3つの層がある

潮凪氏は、「好き」という感情には3つの層があると説く。

衝動型の好き(例:ゲーム・SNS・スイーツなど)
 一時的な快楽に近く、習慣的・受動的な好み。

没頭型の好き(例:釣り・料理・旅行・読書など)
 時間を忘れて没頭でき、自分から能動的に行動する。

表現型の好き(例:文章を書く、語る、教える、企画するなど)
 人に伝えたり形にするのが好きなタイプ。ビジネスとの親和性が高い。

まずはこの「3層の好き」を意識しながら、紙とペンを手にとってほしい。
あなたの中にある“好き”をすべて書き出してみよう。
小さなことでもいい。むしろ、くだらないと思えることほど、宝の山だ。


■ 遊びを「自分資産」に変える質問10

次に、以下の10の質問に自問してみよう。
潮凪氏が“自分資産を言語化する黄金の問い”として紹介しているものである。

子どものころ、夢中になっていた遊びは?

今でも、やると時間を忘れることは?

お金にならなくても続けたいことは?

誰かに「すごいね」と褒められた経験は?

逆に「それ、意味あるの?」と笑われたことは?

本やSNSでつい検索してしまうテーマは?

話し出すと止まらなくなる話題は?

お金をかけてしまう趣味や活動は?

「やってみたいけど、怖い」と思っていることは?

どんなときに「生きてる」と感じるか?

この問いに真剣に向き合えば、あなたの“魂の遊び”が必ず見えてくる。
それは他人には理解されにくいかもしれない。
でも、それこそが“あなたにしかできないビジネス”のタネだ。


■ 遊びの共通点には“強み”が隠れている

書き出した「好き」を見返してみよう。
何か共通する“型”が見えてこないだろうか?

たとえば――

どれも「人と関わること」が好き → コミュニケーション型

「情報を調べる・まとめる」が多い → リサーチ型

「作る・表現する」が好き → クリエイティブ型

「体を動かす・体験する」が多い → アクティブ型

潮凪氏は、これを“遊びの強み分類”と呼んでいる。
この分類を元に、「どんな届け方が向いているか」を考えるのだ。

たとえば――

コミュニケーション型 → オンラインサロン、カウンセリング、講座

リサーチ型 → レビュー系ブログ、比較サイト、データ発信

クリエイティブ型 → YouTube、note、ハンドメイド販売

アクティブ型 → 体験型ツアー、Vlog、イベント主催

遊びの強みと発信手段が一致したとき、あなたは“無理なく、最も自然に”発信できるようになる。


■ 「やりたいけど怖い」こそ、最大の原石

棚卸しをしていると、次のような“引っかかり”が出てくる人もいる。

「やってみたいけど、恥ずかしい」

「自分なんかが発信していいのか?」

「上には上がいるし、稼げる気がしない」

だが著者はこう断言する。

「“怖さ”の中にしか、本当の遊びはない」

怖いのは、「本音だから」だ。
本当にやりたいことだからこそ、失敗したら傷つくのが怖い。
つまり、“やりたいけど怖い”という感情の正体は、
あなたの中で“魂が震えている場所”である。

潮凪氏は、この感情に正直になることが、アソビジネスの第一歩だという。


■ 今日から始める「遊び資産リスト」作り

最後に、あなただけの「遊び資産リスト」をつくってほしい。

コピーする編集する

<遊び資産リスト例>

・釣り→釣果日記をブログ化→広告収入  

・旅行→ホテルのレビュー記事→アフィリエイト  

・料理→レシピ動画→YouTube収益化  

・会話好き→音声配信→ファンコミュニティ形成  

まずは一つからでいい。
「好きなことを誰かに届ける」ことが、
“アソビジネスの種”となり、やがて“木”となる。

次章では、この“遊びの種”を、どうやって価値に育てていくのか。
つまり、「どうやって収益化するか」について、具体的な戦略に踏み込んでいく。

第3章:遊びを“価値”に変えるための発信戦略


■ 遊びは「共有」して初めて価値になる

「好きなことはある」「遊びの種も見つけた」
――でも、それだけでは終わらない。

潮凪氏はこう説く。

「あなたの遊びは、他人に“届けて初めて”価値になる」

つまり、発信してこそ、ビジネスになる。

どんなに魅力的な趣味やこだわりを持っていても、
誰かに見つけてもらえなければ、ゼロと同じ。
「遊び→価値→収益」へと変えていくには、発信戦略が鍵を握る。


■ 発信のスタイルは「素直・一貫・共感」で決まる

では、どんな発信が人を惹きつけるのか?
潮凪氏は、以下の“3原則”を挙げる。

素直(自分の言葉・等身大の発信)
 →かっこつけずに、本音で語る。飾らない体験談が共感を生む。

一貫(テーマとトーンがブレない)
 →「誰に」「何を」「どんな温度感で」伝えるかを絞り、軸を保つ。

共感(読者が自分を投影できる)
 →「過去の自分」や「悩める人」を思い浮かべながら発信する。

発信は、完成されたコンテンツよりも、「途中経過」が面白い。
できてない自分も、試行錯誤も、そのまま見せていい。
むしろその方が、人の心に響くのだ。


■ 5つの代表的な「アソビジネス発信媒体」

潮凪氏は、以下の5媒体を「アソビジネスに適した発信ツール」として紹介する。

媒体特徴
YouTube映像による“臨場感”が伝わる。初期編集はCanvaやCapCutでOKVlog、解説、レビュー、料理、旅動画など
note/ブログ書くのが得意な人向け。SEOや広告、サブスクも視野に釣り日記、体験談、人生論、レビュー系
Instagram写真・短文・ストーリーで感性を共有。女性向け趣味に強い料理・DIY・読書・インテリアなど
X(旧Twitter)思考の断片をシェア。拡散性が高く、ファン獲得の入口に格言、価値観、ライフスタイル系
音声配信(stand.fm/Spotify)話すのが得意な人向け。BGM・声で癒し・安心を提供夜の雑談、読書語り、心の話など

「得意な表現 × 遊びジャンル」の組み合わせを見つければ、自然体のまま発信できる。
潮凪氏は、**「“無理せず続けられる発信”が最も強い」**と断言している。


■ 「好きなこと」から“誰かの役に立つこと”へ

ここで重要なのは、“好きなこと”を“誰かの役に立つ形”に翻訳することだ。

たとえば――

「料理が好き」→「忙しい人向けに10分レシピを発信」

「旅が好き」→「子連れ旅行の持ち物・安宿まとめ」

「読書が好き」→「1冊5分でわかる本要約を発信」

自分の好きなことが、「誰かの悩みを解決」したり「知りたい情報」になれば、
その瞬間、遊びは価値を持ち、信頼と報酬に変わっていく。


■ 最初の100人に向けて届ける

潮凪氏は、“最初に意識すべきは1万人ではなく、100人だ”と語る。
なぜなら、濃い100人のファンが、あなたの基盤になるから

毎回読んでくれる読者

コメントをくれるフォロワー

あなたに共感し、応援してくれる人たち

この100人がいれば、noteの有料化、コミュニティ、イベント、商品販売――
どんな展開にも広げていける。
逆に、数字だけのフォロワーを追っても、“応援者”にはなってくれない。


■ 発信で得られる「非金銭的報酬」の大きさ

ビジネスというと、すぐに“お金”を考えがちだが、
潮凪氏が強調するのは、**非金銭的報酬(=人生の充実)**だ。

共感の声

人との繋がり

自己承認感

心の豊かさ

自分軸の確立

これらは、会社の肩書や役職、年収では得られない“人生の報酬”だ。


■ 「まず投稿してみる」が未来を変える

最後に著者はこう語る。

「完璧を目指すな。まず出せ。世界が動くのは“投稿した瞬間”からだ。」

どんなに小さくても、一つの投稿があなたの未来を変える。
そして、その発信が、見知らぬ誰かの希望になることもある。

第4章では、この“発信”を収益に結びつける実践ステップ――
つまり、マネタイズ方法とビジネス構築へと進んでいく。

第4章:遊びを“収益”に変えるマネタイズ戦略

■ 「遊びの熱量」をお金に変える覚悟

“遊び”が「好き」や「情熱」で終わっているうちは、まだビジネスではない。
潮凪洋介氏はこう明言する。

「稼ぐためには、覚悟がいる。
だが“好き”に“覚悟”を足せば、唯一無二のサービスになる」

つまり、
ただの「趣味」から一歩抜け出し、誰かに届けるプロ意識が加わった瞬間、
遊びは“価値あるビジネス”に変貌するのだ。


■ 「無形の遊び」を収益化する6つの黄金パターン

潮凪氏は、自らの実践と1000人以上の指導経験から、
“遊びを収益に変える6パターン”を導き出している。

収益化パターン説明具体例
① 発信広告型SNSやYouTube、ブログなどに広告収益を組み込むYouTube広告、note広告、アフィリエイト収益
② 教育コンテンツ販売型自分のノウハウを講座やPDF教材にして販売オンライン講座、eBook、Udemyコース
③ コミュニティ運営型同じ興味を持つ仲間と有料サロン・会をつくるサブスク制サロン、月額LINEグループ
④ 商品化・物販型オリジナル商品やグッズを販売するハンドメイド作品、オリジナルグッズ販売
⑤ イベント/体験販売型現地イベントや遊びの“体験”を有料で提供料理教室、写真ツアー、キャンプ体験
⑥ メディア/企業との連携型自分の発信を通じて企業案件やタイアップを得るInstagram PR投稿、企業向け発信代行

■ マネタイズ前に準備すべき“3つの土台”

収益化の前に、以下3つの土台を整えておくことが成功の鍵だ。

自分の“好き”を絞り込む
 →多趣味な人ほど「軸」を決める必要がある。深掘りされた1テーマが信頼を生む。

ターゲットを明確にする
 →誰に届けたいのか? どんな悩みを解決したいのか?を言語化する。

世界観を構築する
 →プロフィール画像、発信トーン、ビジュアル、言葉遣いなど、
  “あなたブランド”を統一して魅せる。

潮凪氏は「収益は、信頼から生まれる」と強調する。
信頼を得るための最短ルートは、“一貫したあなたらしさ”だ。


■ 「1万円の壁」を超えれば、あとは繰り返し

潮凪氏は、自身の生徒たちにこう言う。

「最初の1万円を稼げ。
それが“自分にもできる”という証明になる」

最初から月収100万や独立を目指すのではなく、
「たった1人に、たった1商品を買ってもらう」ことをゴールにする。

noteで500円の本が2冊売れた

料理教室に1人来てくれた

自作ステッカーを10人が買ってくれた

この小さな成功体験が、再現可能な「型」となり、拡大していくのだ。


■ マネタイズで最も重要なのは「誠実さ」

どんなに素敵な遊びでも、売り方を間違えれば信用を失う。
潮凪氏は「お金が欲しいから売る」ではなく、
「必要な人に届ける責任感」が大事だと語る。

「このコンテンツは、誰の悩みを解決するのか」

「このサービスは、何に貢献するのか」

「自分が売りたいものは、相手にとって“買う理由”があるか」

この3つの視点を常に忘れないこと。
それが、長く愛されるアソビジネスの基本姿勢である。


■ 自分だけの「遊びビジネスモデル」をつくる

最後に潮凪氏はこうまとめている。

「誰もが、世界で一つだけの“遊びの経済圏”をつくれる」

自分が好きなこと

自分にしか語れないこと

自分にしかできない伝え方

これを核にすれば、あなたの遊びは、
世界中に価値を提供する“ブランド”になっていく。

次章では、こうして生まれたアソビジネスを、どう継続・拡大し、
自分らしい働き方・生き方につなげていくか――
「人生戦略」としての活用術へと進んでいく。

第5章:アソビジネスで生き方を変える人生戦略


■ 遊びが仕事になると「生き方」が変わる

潮凪洋介氏が本書で何度も繰り返すメッセージがある。

「仕事のために人生を使うのではない。
人生のために仕事を選び、自分で創り出す」

これは、従来の「雇われる」「働かされる」仕事観とは真逆だ。
アソビジネスとは、自分が心から好きなこと、ワクワクすることを起点に
“自分で仕事をつくる”行為である。

その結果、生き方そのものが変わるのだ。


■ 時間・場所・人間関係の自由を手にする

アソビジネスを確立した人たちは、以下のような変化を口にする。

時間の自由:「好きな時間に働けるようになった」

場所の自由:「海の近くで暮らせるようになった」

人間関係の自由:「会いたい人とだけ会えるようになった」

この自由は、単なる“贅沢”ではなく
**「本来の自分を取り戻すための必要条件」**だと潮凪氏は説く。


■ アソビジネスは「年齢」も「学歴」も関係ない

本章で取り上げられる事例には、以下のような人たちが登場する:

50歳で地方移住し、手作りアクセサリーの教室を開いた元会社員

子育てをしながらInstagramで発信し、ライフスタイル雑貨をプロデュースした専業主婦

学歴コンプレックスを乗り越えて、「美術館巡りブログ」で月30万円を稼ぐ大学中退者

共通点はただ一つ。
**「誰よりもその遊びが好きだった」**という熱量だけである。


■ 会社を辞めなくても、人生は変えられる

アソビジネスは“独立起業”をゴールにしているわけではない。

今の職場にいながら

週末や早朝の時間で

無理なく“好き”を育てる

という副業・複業型アプローチでも、人生を豊かに変えていくことは十分可能だ。

潮凪氏は言う。

「人生を変えるには、会社を辞める必要はない。
1週間に1時間、“好き”を発信するだけで、風向きは変わっていく」


■ “好き”を発信することで「仲間」が集まる

アソビジネスの最大の魅力は、単にお金や自由を得ることではない。
「同じ想いを持つ仲間」と出会えることだ。

好きなカメラについて語ったら、全国に写真好きの仲間ができた

自分の失敗談をブログに書いたら、「共感しました」というメッセージが届いた

手作り石鹸を販売したら、買った人が使った感想をくれた

こうして、好きなことでつながった人々が、あなたの人生の支えとなっていく。


■ 「自分を生きる」覚悟を持つ

アソビジネスで成功する人の共通点――
それは、「自分を生きる」覚悟があるということだ。

他人にどう思われるかではなく、自分がどう在りたいかを優先する

完璧でなくても、発信し、試し、学び続ける

小さな成功を積み重ねながら、自分だけの道を拓いていく

潮凪氏はこう結ぶ。

「アソビジネスは、人生そのものをアップデートする。
あなたの“好き”は、世界を変える力を持っている」


■ 次章への展望

ここまでで、遊びがどうビジネスになり、
どんなふうに人生を変えていくかが見えてきた。

次章では、いよいよ「どうやって影響力を広げ、ブランディングを強化していくか」
――つまり“あなたブランド”の創り方と育て方について深掘りしていく。

それは、単なる「遊びの発信」ではなく、
“共感”と“信頼”で繋がる未来への種まきである。

第6章:あなたブランドの構築と発信戦略


■ なぜ“あなたブランド”が必要なのか?

アソビジネスの成功の鍵、それは**“個人の魅力をブランド化すること”**である。

企業に勤めていたときは、会社の看板があった。
だが、アソビジネスでは自分自身が「看板」となる。

潮凪洋介氏はこう言う。

「誰でも“ブランド”になれる時代。
それは、選ばれる人になるための手段ではなく、“らしく”生きるための道しるべだ」


■ ブランドとは「記憶に残る印象」

「ブランド」というと、大きなビジネスや商品をイメージするかもしれない。

だが、ここで言う「あなたブランド」とは、
**“あなたという存在が、人の記憶にどう残るか”**である。

「いつも笑顔で希望をくれる人」

「自然と元気をもらえる発信をする人」

「優しい言葉で背中を押してくれる人」

あなたがどんな言葉を使い、どんな想いを届けているか。
それが、印象の積み重ねとなってブランドとなる


■ ブランディングの3ステップ

潮凪氏は、あなたブランドを築くためのステップを、以下の3つに整理する。

① 自分の魅力を言語化する

どんなときに人から感謝されたか?

自分が夢中になれるテーマは何か?

どんな価値観を大切にしているか?

→ 自分の「強み・個性・価値観」を明文化することで、軸ができる。

② 自分の世界観をデザインする

ロゴ、配色、写真、言葉選び

SNSのプロフィールや投稿の統一感

アイコンやWebサイトの雰囲気

→ 一目で「あなたらしい」と感じてもらう世界観を整える。

③ 継続的に発信する

SNS(Instagram、X、YouTubeなど)で定期的に情報発信

無料のブログやメルマガでストーリーを共有

オンライン・オフラインでのイベントや講座

→ 小さな発信の積み重ねが、信頼を育てる。


■ あなたの言葉に「共感」が宿るとき

ブランドとは、見た目だけでなく「言葉」が命である。

特にアソビジネスでは、“人柄”が最も大切な商品。
だからこそ、自分の想いやストーリーを言葉で綴る力が重要だ。

潮凪氏は強調する。

「人は“情報”ではなく、“感情”に共感する。
等身大の言葉こそ、心を動かすブランドをつくる」


■ インフルエンサーでなくても良い

「フォロワーが少ないと意味がない」と思うかもしれない。
だが、アソビジネスでは「数より深さ」が重要だ。

1000人のうち、1人でも「あなたに会いたい」と言ってくれる人がいれば成立する

10人でも「毎日あなたの投稿を楽しみにしている」と思う人がいれば、その発信は価値になる

大切なのは**「あなたじゃなきゃだめ」と思ってくれる“濃いファン”**を育てること。


■ 発信が育てるのは「信頼」である

ブランドが育てるのは、「認知」ではない。
もっと深く、もっと静かで強いもの――**それは“信頼”**だ。

嘘をつかない

一貫性がある

失敗も正直に語る

他人の成功を心から応援する

これらの態度を発信の中で示していくことで、「人が人を紹介してくれる」状態が生まれる。


■ 実例:Instagramで世界観を発信し続けた人の物語

本書には、主婦で3児の母だった女性の事例が紹介されている。

彼女は子育ての合間に、Instagramで好きなカフェ巡りや日常の風景を投稿し始めた。
文章は短くても、写真には統一感があり、「優しい日常」の世界観があった。

やがて彼女は、

自分の撮った写真でカレンダーを制作

カフェ案内ブックを自主出版

地方でファンと集まるイベントを開催

“遊び”だったInstagramが“ビジネス”へと変化していった。
彼女が特別なスキルを持っていたわけではない。
ただ、「好き」という気持ちを素直に届け続けただけだった。


■ 「あなたに会いたい」と言われるブランドへ

最後に潮凪氏は語る。

「“この人に会いたい”“話してみたい”と思わせる力こそが、最大の資産」

アソビジネスで最も大切なことは、
「無理なく、でも自分らしく続けること」。

そして、目指すべきゴールは、
**「あなた自身がブランドになること」**なのだ。

第7章:アソビジネスをマネタイズする方法と仕組み化

■ 遊びが収益になる、その第一歩

「好きなことで生きていく」と聞くと、多くの人はこう思う。

「それで本当に食べていけるの?
遊びじゃ稼げないでしょ」

だが潮凪氏は真逆のことを断言する。

「むしろ“遊び”でしか、継続可能なビジネスは生まれない」

なぜなら、情熱と好奇心が尽きない“遊び”こそ、
時代が求める唯一無二の価値だからだ。

では、どうやってアソビジネスをマネタイズしていくのか。
この章では、遊びから収益を生む“仕組み”のつくり方を具体的に解説していく。


■ STEP① 「無償の活動」から始める

最初からお金をもらうことを目指すと、視野が狭くなる。
まずは「体験してもらう」こと、「共感してもらう」ことが優先。

無料イベントの開催

SNSでの発信(ブログ、X、Instagramなど)

noteでの無料エッセイ・ストーリー発信

コミュニティ参加やライブ配信

→ 自分の活動に“触れてもらう機会”を増やす。

「知ってもらう→好きになってもらう→欲しくなる」
という段階を踏まなければ、信頼は築けない。


■ STEP② 小さく売って、反応を見る

発信を通じて、ある程度ファンがついた段階で、
“軽い商品”をつくる。

500円のPDFレポート

1000円のワークショップ

3,000円の体験型講座

1万円以内のグループセッション

このとき重要なのは、

金額より“買いやすさ”と“明快な価値”

あなたが情熱を持って伝えられるもの

価格が安い=売れる、ではない。
「この人に頼みたい」「これはこの人から買いたい」と思わせることが重要だ。


■ STEP③ 価値を“再現可能”な仕組みにする

アソビジネスは「楽しい」だけでは、長続きしない。
その価値を「仕組み」として再現・提供できてこそ、安定的な収益が生まれる。

潮凪氏が提唱する仕組み化のフレームは以下の通り:

価値のパッケージ化
 → 自分の得意や知識を体系化(例:動画講座、PDF教材)

販売導線の設計
 → SNSやメルマガで無料→少額→高額へと興味を育てる

リピート構造の構築
 → 月額制のサロン、継続セッション、定期コンテンツ提供

提携・紹介による拡散
 → 他者とのコラボ、口コミ、紹介プログラム


■ 実例:カフェ好きが月30万稼ぐ“遊びのビジネス”

ある女性は「都内カフェ巡り」のInstagramを趣味で投稿していた。
反応が増え、1年後にはフォロワーが2万人超え。

そこで彼女は以下のような仕組みをつくった。

自作の「カフェ巡りマップPDF」(800円)を販売

月1回の「カフェ案内イベント」(3000円)を開催

「カフェ写真撮影講座」(1万円)を提供

地元カフェとタイアップして紹介料を得る

結果、1カ月で30万円以上の副収入を実現。
しかも、それはすべて「大好きなこと」だった。


■ マネタイズの基本は「組み合わせ」

潮凪氏はこう言う。

「一つの収入源だけでは不安定。
複数の小さな“遊び的収入”を組み合わせるのが理想」

たとえば:

月額制サロン(安定性)

単発講座(瞬発力)

オンライン教材(ストック)

イベントやグッズ(ファン化)

これらを組み合わせることで、

フロー収入(都度入るお金)

ストック収入(継続して入るお金)

のバランスが取れ、収益の土台が安定する。


■ 「価格設定」の考え方

価格は“自信”の現れでもある。
安くしすぎると「価値がない」と思われ、高くしすぎると「信頼が必要」となる。

潮凪氏は次のような法則を示す:

無料 → 体験と信頼の土台

1,000円台 → 入り口商品(情報・経験)

5,000〜30,000円 → 学びや変化を伴う本命商品

50,000円以上 → 本格的なコンサルやコーチング

また、価格を上げるほど、商品そのものではなく「関係性」や「信頼」が重要になる


■ 「選ばれる人」ではなく、「愛される人」に

アソビジネスのマネタイズは、商品が優れているかよりも、
「あなたから買いたい」と思わせられるかが勝負。

・ブランド
・物語
・表現力
・共感力
・発信の一貫性

このすべてが「愛される人」になるための要素。


■ 稼ぎすぎると“遊び”が消える?

「マネタイズ」が進むと、遊びの純粋さが消えると恐れる人もいる。
だが、潮凪氏はこう語る。

「遊びを“やりたくないこと”に変えてはいけない。
だからこそ、自分の“好き”と“仕事”の境界線を意識する」

時にはあえて「無料でやる」ことが心のバランスになる。
稼ぐことより、「楽しさの総量」を増やすことを最優先に。


■ 収入が目的ではない。“自由”が目的である

最後に、潮凪氏はこう締めくくる。

「アソビジネスは、“お金”の話に見えて、実は“自由”の話なのです」

自分の時間を誰にも奪われない

自分の価値を自分で決められる

好きな人とだけつながっていける

そんな生き方を叶えるツールこそが、アソビジネスなのだ。

第8章:アソビジネスのSNS戦略とブランド構築

【はじめに:アソビを「物語」に変えるSNS時代の流儀】

現代のビジネスにおいて、SNSは単なる宣伝手段ではなく「信頼構築」「人格可視化」「物語発信」の最強ツールである。
アソビジネスとは、文字どおり「遊び心ある商売」だが、遊びには“共感”が必要であり、その共感はSNS上で爆発的に伝播する。

本章では、潮凪洋介氏が説く「人に伝わるアソビの魅せ方」、SNSでの立ち回り、ファン化戦略、炎上リスクの回避、発信ペルソナの育て方まで、徹底的に掘り下げる。


【1. SNSは“無料の舞台”である】

潮凪氏は「アソビビジネスは舞台だ」と語る。人は、物語に共鳴する。だから、日々のSNS投稿がその“舞台”なのだ。

日常を演出する:「今日は朝5時に起きて、海を眺めながらコーヒーを飲んだ」…このような投稿が、アソビビジネスの空気を作る。

遊びを魅せる:「サーフィン仲間と平日午後に遊んだ」「昼から仕事を休んで、釣りに出た」→この“自由”が人を惹きつける。

裏側を見せる:「イベント準備が大変」「集客に失敗した」など、リアルな失敗談が人の心を動かす。

��ポイント

「完璧」より「共感」。アソビビジネスのSNSは“演出されたリアル”が求められる。


【2. フォロワーは“共犯者”にする】

ただのフォロワーではなく、「物語の仲間」に引き込む戦略が重要。

発信に“参加させる”:「どちらのロゴがいい?」と質問形式で投稿 → フォロワーが一部に加わったと感じる。

応援したくなる存在になる:挑戦・失敗・再挑戦を発信すると「この人、応援したい」という気持ちが生まれる。

ファン限定ライブやオフ会でリアルとSNSを融合させることで、熱狂が生まれる。


【3. “自分ブランド”の構築法】

アソビビジネスの中心は“あなた自身”である。
だからこそ、「人」そのものに惹かれてもらう必要がある。

肩書きでなく、“生き方”を語れ
「肩書きは消耗するが、生き方は普遍だ」と潮凪氏は言う。自分の選んだライフスタイルを、そのまま見せよう。

キャラクターの一貫性
「海を愛する人」「都会を嫌う人」「孤高の職人」…発信するキャラはブレてはいけない。
日々のSNS投稿は、すべて“そのキャラを補強する材料”にする。


【4. 炎上しない「無敵ゾーン」で生きる】

SNSはリスクも伴う。潮凪氏は、アソビビジネスの発信者に以下を勧めている。

否定を避け、肯定で語る
政治・宗教・性など争点化しやすい話題には近づかず、自分の世界に徹する。

批判者に“反応しない”訓練
SNSでの反論は無限ループ。アソビビジネスは「陽の世界」で勝負すべし。

DM、コメント欄は“管理”する勇気
必要に応じてブロック、削除、スルーを使い、空間を守ることは“発信者の義務”である。


【5. 潮凪流「SNS三原則」】

写真は“光と空気”を映せ
→ 自分らしさの世界観を出すには、空間にこだわる。生活感と非日常感の融合。

テキストは“温度”を持て
→ 熱い想いがあるならそのまま書く。テンションを下げない。

共鳴投稿を“日常に溶かす”
→ ビジネスっぽすぎる投稿はウケない。遊びと仕事の区別を“溶かす”ことでファンが生まれる。


【6. “売らない”から売れる世界】

SNSで何かを売りたいとき、直接的に「買って」と言うのは逆効果。
潮凪氏は「売らずに魅せろ」と語る。

ビジュアル先行:まずは世界観やライフスタイルを“視覚で魅せる”

ストーリー展開:「なぜこれを始めたか」「失敗した経験」「再起の経緯」…そういった背景が購買意欲を高める。

結果報告で期待値UP:「こんなに楽しんでくれた」「こんな出会いがあった」→第三者の声を活用


【7. アソビSNSは“人生の保存箱”】

SNSは、アソビビジネスの宣伝ツールであると同時に、自分の生き様のアーカイブでもある。

潮凪洋介氏はこう語る。

「SNSとは、自分の人生を信じてくれた人への記録。
世界のどこかで、あなたの投稿を支えにしている人が必ずいる。」


【おわりに:無名の時代を大切にせよ】

発信を始めたばかりの時期こそ、最も自由で、最も創造的で、最も自分らしい。

「見られていない」時期こそ、最大限に自分を表現できる

「数字」より「好き」で投稿することで、真のファンが生まれる

潮凪氏が説くSNS戦略とは、人生をエンタメに変える作業そのものである。
それは「アソビ」と「仕事」の境界をなくす魔法であり、自分という物語を社会に共有していく壮大なプロジェクトなのだ。

第9章:アソビビジネスの“場づくり”とリアルイベント戦略

【はじめに:アソビの核心は“リアルな接触”にある】

SNSやオンラインだけでは完結しないのがアソビビジネスの醍醐味だ。
潮凪洋介氏は強調する。「人と人の“間”に起きる化学反応こそ、アソビの本質だ」と。

つまり、オフラインで“空気”を共有する時間と場所――それが本章のテーマである。
仲間を増やし、信頼を深め、コミュニティを育てていくために、「場を持つ」ことは必須である。


【1. なぜ“リアルの場”が必要なのか?】

信頼の深さがまるで違う
文章・画像・動画で伝えられることには限界がある。
“呼吸感”を分かち合うことで初めて、「この人を信じたい」と思われる。

偶発的な共鳴が起きる
オンラインでは予定調和になりがちだが、リアルの場では思いがけない共鳴・発見が頻発する。
それが“アソビ”の魔力となる。

熱狂は“場”で育つ
「そこに行くと、なぜか楽しくなる」――このような体験は、SNSでは得られない。


【2. “自分だけの場所”を創り出せ】

潮凪氏は、自らが経営する「潮凪STYLEサロン」「イベントバー」などを通して、物理的な場の重要性を訴えている。

公民館でもカフェでも海辺でも良い
大事なのは、“あなたらしい空気”があること。
地域のレンタルスペースでも、自宅でもOK。

回数より“継続”が命
単発イベントより、毎月1回でも継続開催することで“文化”になる。

参加人数は少なくていい
「10人の濃いファン」は、「1000人のフォロワー」に勝る。


【3. 潮凪流イベント設計:黄金の3原則】

主催者が一番楽しむこと
→ 主催者が笑っていれば、場は自然と温まる。

“語れる空気”を設計せよ
→ ガチガチのタイムテーブルではなく、「対話の余白」をつくる。

偶然の“発見”を織り込む
→ 簡単なワークや、お互いに話す場面を設けることで、参加者同士の交流が生まれる。


【4. コミュニティが“ブランド”になる】

潮凪氏のイベントには、強いファン層が存在する。その理由は「場を通じた信頼」があるからだ。

一緒に笑った記憶が、人を引き寄せる
SNSで1年フォローするより、1回一緒に遊んだ方が強い絆になる。

“自分ごと化”した仲間は離れない
イベントのスタッフ、受付、撮影などの役割を任せると、自然にファンが“共犯者化”していく。

“お客”ではなく“仲間”を増やす
アソビビジネスの最終形態は「一緒に楽しむ事業体」である。


【5. 続けるための“仕組み”を作る】

定例会化する:「第3土曜は〇〇ナイト」など、記憶に残る定番にする。

テーマを変える:「語る会」「創る会」「見る会」など、変化をつけて飽きさせない。

コラボで広がる:他のアソビ人と交差することで、世界が急拡大する。

潮凪氏も「誰かとのコラボをきっかけに“自分の常連客”が一気に広がった」と語っている。


【6. “告知”が苦手な人へ】

毎回の開催で“物語”をつくる
開催前→準備中→当日→アフターの様子を発信するだけで、自然と興味が集まる。

SNS投稿は“日記”でいい
イベント告知というより、「こんな楽しい日になりそう!」という雰囲気を伝えればOK。

“次に来たくなる空気”が最強の宣伝
→参加者が「また行きたい」と思えば、自然と次も埋まる。


【7. 潮凪氏の実例:100人規模の“アソビ学会”】

潮凪氏は過去に、「アソビの価値を共有するイベント」を企画し、全国から100人以上が集った。

場所:東京湾を見下ろす海辺のホール

形式:セミナー+音楽+飲食+自由トーク

結果:8割以上が次回も参加を希望

このように、“アソビ”は人を惹きつける力を持っている。


【おわりに:場を持つ者は未来を創る】

リアルな場を持つことで、アソビビジネスは次の段階へ進化する。

それは、収益の場であり、信頼の場であり、共鳴の場。

SNSや書籍では語れない“熱”と“余白”が、そこにはある。

潮凪氏の哲学はこうだ。

「結局、あなたという人間の熱を“直接感じたい”と思ってる人が、世の中には必ずいる。」

第10章:“アソビ×起業”で人生を自由にデザインする方法

【はじめに:働くとは、“稼ぐ”と“生きる”を一致させること】

潮凪洋介氏のメッセージは明快だ。

「アソビを仕事にするのではない。仕事をアソビにしてしまえばいい。」

この章では、遊び心を持ち、なおかつ現実的に“起業”していくためのロードマップを展開する。
決して難しい話ではない。すでにあなたは、アソビビジネスの素材を持っている。
必要なのは、“やり方”と“構え方”だけなのだ。


【1. “好き”を起点にする勇気】

「誰のために」を決めるだけで良い
 たとえば、あなたが「海辺のキャンプが好き」なら、それを“楽しみたい人”のために企画するだけでいい。
 それがもう、“商品”になる。

市場調査は不要、“体験価値”が命
 他人がやっているかどうかではなく、「自分が夢中になれるか」が最重要。

趣味に“再現性”を持たせよ
 1回で終わらせず、「誰でも同じ感動が得られる型」にすれば、それはビジネスになる。


【2. 潮凪流“アソビ起業”の黄金パターン】

自分だけの“アソビ哲学”を明文化せよ
 → なぜその遊びに惹かれるのか?どこに価値を感じるのか?言葉にしておく。

試験的イベントをやってみる
 → 10人集まれば十分。「楽しかった」「またやってほしい」という声が収益化の兆し。

参加費=共鳴の証
 → お金を払ってもらうことは“共犯者になる”ということ。まずは数千円から。

“繰り返せる構造”を創る
 → 1回で終わらせない。毎月・季節ごとに展開することで「文化」になる。

サブスク or オンライン化で“安定性”を持たせる
 → オフライン×オンラインの組み合わせが最強。


【3. 初期の資金・集客・商品構成はこう考える】

初期投資ゼロでも始められる
 レンタルスペース、公園、Zoom…すべて“無料”か“格安”で実現可能。

集客は“あなたの言葉”が武器
 友人へのDM、SNSの投稿、ブログ…肩書きより“熱”が人を動かす。

メニューは“3段階構成”が王道
 ①体験会(お試し)
 ②ワークショップ(学び・創造)
 ③コミュニティ(月額会員制)


【4. “アソビで稼ぐ”ことに罪悪感を持たない】

潮凪氏は語る。

「楽しんでいるのに、対価を得てしまっていいのか?と悩む人が多い。
でも、それこそ“生き方を売っている”という証明なんだ。」

“喜ばれた分だけ”が収入になる構造を
 無理に価格を吊り上げず、自然に「これくらい払いたい」と思わせる商品力を目指す。

“自分を安売りしない”文化を持つ
 あなたの経験・世界観・物語は、唯一無二の“価値”である。


【5. 起業の出口は“共に生きる仲間”を持つこと】

最終的に、アソビビジネスは「ひとり起業」の枠を超えていく。

仲間が集まり“場”になる
 人が人を連れてくる。そこから、他の起業家との協業も始まる。

事業化より“生き方化”を目指せ
 会社設立や法人化は、必要になったらやればいい。
 まずは「アソビで暮らす」という状態をつくる。

人生の全時間が“遊び”になる日がくる
 平日・休日の区別がなくなるほど、人生は楽になる。


【6. 潮凪洋介の“未来予想図”】

これからの起業家は「熱」を売る
 情報、スキル、ノウハウよりも、“人間そのもの”に価値が生まれる時代。

コミュニティが通貨になる
 SNSのフォロワーではなく、リアルで顔を知っている人の輪が力を持つ。

「大好き」を軸に起業した人が生き残る
 好きなことを“使命”に変えられる人だけが、社会の変化を乗り越えていける。


【おわりに:自由と信頼の“アソビ起業”へ】

本書『アソビジネス大全』が提案するのは、単なる起業術ではない。
それは、「人生のつくり方」そのものである。

遊び心で生きる。

好きな人とだけ関わる。

時間も収入も、自分で選ぶ。

そんな世界を、今ここから始められる。

潮凪氏は、最後にこう言う。

「“働く”の再定義をしよう。
それは、誰かの期待に応えることではなく、
自分の心を裏切らないことだ。」

あとがき

本書を通して私たちは、「仕事とは生き方の表現である」という真理に気づかされた。
遊び、熱狂し、夢中になって取り組むものが、
やがて人を集め、感謝され、収入となる――。
そんな時代に、私たちは生きている。

遊び心を忘れず、自分の“好き”を貫く人間が、
社会を変え、人生を変えていく。
あなたの“アソビ”も、きっと誰かの希望になるだろう。
次にアクションを起こすのは、あなた自身だ。

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