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企業概要と強み

ソニーグループは1946年設立、1958年上場の老舗エレクトロニクス・エンタメ企業です。主力はAV機器・半導体・イメージセンサー・ゲーム・音楽・映画。PlayStationでおなじみの「G&NS(ゲーム&ネットワークサービス)」を軸に、世界中にブランドを持つ稀有な存在です。
2025年3月期は、エレキ部門は横ばいながら、ゲーム部門が想定以上に伸び、営業利益増を見込んでいます。
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財務と収益動向(BS/PL)
2024年度後半は半導体需要の鈍化を乗り越えつつ、映画・音楽・ゲームという「非景気連動型」の稼げる資産を活かし安定成長。10月には金融事業の非連結化も予定されており、より純粋なエンタメ企業としての脱皮が進行中です。
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株価とチャート見通し

株価は5月6日時点で3,732円(+1.88%)。日足・週足・月足で上昇トレンドが鮮明。日足では直近の3600円をブレイクしており、目先の節目は3800円、週足では2022年の高値4300円が意識されます。
中長期的には、月足でコロナ後に継続して上昇を描いており、押し目を拾いたい銘柄のひとつです。
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世界の金融市場とソニーグループ

米国市場では5月5日、NYダウは反落(-98.60ドル、41,218ドル)。10日連騰の利益確定売りが優勢。ソニーは米市場とも感応度が高く、為替の影響(円安)と連動する傾向が強いため、外部要因の注視は不可欠です。
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ESGと未来戦略

ソニーは「Earth Day 2025」において「Our Power, Our Planet」というスローガンを掲げ、再生可能エネルギーの導入と脱炭素を積極推進。銀座の一等地に開業した「ソニーの公園」も象徴的で、ブランド強化と収益確保の両立に成功しています。
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ライバル企業動向
・パナソニック:白物家電強いがブランド力で差 ・任天堂:ゲーム専業、PSと競合 ・AppleやSamsung:スマホ分野では競合だが、ソニーはイメージセンサー供給側として立場が異なる
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今後の株価見通しと買いタイミング
短期: 3800円の上抜けトライ。利益確定の売りに注意。
中長期: ESG経営とコンテンツ戦略により、非景気連動型の成長が期待される。
注目点: 5月中旬の決算発表、10月の金融事業非連結化、円安進行の影響
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まとめ

ゲーム・音楽・映画という“強い知財”を持ち、ESGも抜かりなく、株価は長期的にも上昇トレンド継続。長期保有向きの優良銘柄と評価できます。
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