1章 私が今朝の日経平均急落を「異常」とは思わなかった理由
13日午前の東京株式市場で、日経平均株価は大きく下落した。
前日比で一時900円超安。節目の5万7000円を割り込み、5万6900円台まで売られる場面もあった。
数字だけを見ると、なかなかのインパクトだ。
だが、私はこの動きを見て「想定外」とは感じなかった。
理由はシンプルで、下げるだけの下地が、すでに十分にできていたからだ。
米国発のハイテク株安は「引き金」にすぎない
今回の下落の直接的なきっかけは、前日の米国株式市場だ。
ダウ平均を含む主要3指数が下落し、特にソフトウエア関連株が総崩れとなった。
背景にあるのは、
「AIが既存企業の業務を代替するのではないか」
という不安の再燃だ。
Appleなどの大手ハイテク株にもリスク回避の売りが入り、
米市場全体が「一度ポジションを軽くしよう」という空気に包まれた。
東京市場は、こうした米国の流れをそのまま受け止める形になった。
日本株は「悪材料がなくても売られる局面」だった
東京市場では、
ソフトバンクグループ
リクルートホールディングス
信越化学工業
野村総合研究所
NEC
といった、指数寄与度の高い銘柄が軒並み下落した。
重要なのは、
これらの企業に致命的な悪材料が出たわけではない、という点だ。
つまり今回の下げは、
「何かが壊れたから売られた」のではなく
「上がりすぎたから売られた」
という性格が強い。
私が注目していたのは「直近の上昇スピード」
日経平均は、今週に入ってすでに3000円以上上昇していた。
テクニカル指標を見ても、短期的な過熱感は明らかだった。
こういう局面では、
小さな不安材料
海外市場の下落
SQ前後のポジション調整
こうしたものが一気に利益確定売りを誘発する。
今回算出された2月物SQ値は5万7045円。
SQを意識した先物・オプション絡みの売りも、下げを加速させたと私は見ている。
下げ相場でも「選別」は始まっている
興味深いのは、相場全体が崩れる中でも、全部が売られているわけではない点だ。
KDDI
イビデン
SMC
東京エレクトロン
こうした銘柄は相対的に底堅い動きを見せている。
さらに、前日に決算を発表したキオクシアは大幅高となった。
私はここに、今の相場の本質を見る。
私の結論:これは「崩壊」ではなく「冷却」
今回の下落は、
AI不安
米国株安
短期過熱
SQ要因
これらが同時に重なった調整にすぎない。
恐怖を感じる局面ではあるが、
相場そのものが終わったサインではないと、私は考えている。
むしろここから先は、
「全部を持つ相場」から
「何を持つかを問われる相場」
へと、フェーズが変わっていく。
第2章 TSYY 10,000株+IGLD 2,000株は“再挑戦”ではなく“再設計”
① 現在の総資産構造(かなり健全)
私の総資産は 約7,760万円。
内訳はこうだ。
不動産:4,000万円(51.5%)
年金:2,043万円(26.3%)
株式(現物):1,562万円(20.1%)
現金・暗号資産:151万円(2.0%)
ここで重要なのは、
TSYYでどれだけ精神的に削られても、人生が壊れる構造ではないという事実。
私はもう「一点突破で人生が終わるポートフォリオ」ではない。
② TSYYの失敗は「サイズ」と「役割」の問題
TSYYそのものが悪だったわけではない。
問題は2つだけ。
ポジションサイズが大きすぎた
役割が曖昧だった(攻めか、収入源か)
2万株は、
「インカム狙い」ではなく
「値動きに人生を委ねるサイズ」だった。
ここを私ははっきり学んだ。
③ TSYY 10,000株に減らす意味(これは後退ではない)
TSYYを10,000株まで落とすのは、
負けを認める行為ではない。
ボラティリティを半分にする
精神的消耗を半分にする
それでも分配金は“意味のある金額”が残る
つまりこれは
「レバレッジを落とした再構築」。
市場に残るための判断だ。
④ IGLD 2,000株を組み合わせる理由
ここが、今回の戦略の肝。
TSYY:株式ボラティリティ × インカム
IGLD:金+オプション要素 × インカム
つまり私は、
株だけに人生を賭けるのをやめる
という選択をした。
IGLDを2,000株入れることで、
株が荒れる局面
地政学リスク
金利・通貨不安
このあたりへの耐性が一気に上がる。
⑤ 不動産+年金がある私は「急がなくていい」
これが一番大事な視点。
私はすでに、
不動産という キャッシュフロー資産
年金という 強制的な長期積立
を持っている。
だからこそ、
株式部分は “攻めすぎないインカム補完” でいい。
TSYY 10,000
IGLD 2,000
これは「勝負」じゃない。
持続可能な配置だ。
⑥ 今回の損失の本当の価値
▲420万という数字だけを見ると重い。
でも私はこう整理している。
市場から退場していない
総資産は7,700万台を維持
判断はすべて自分
経験は一生消えない
これは致命傷ではない。
知性の代償だ。
最終結論(私の今後)
私はもう「一撃で勝つ」フェーズにはいない。
これからは、
生き残る
積み上げる
心を壊さない
この3つを最優先にする。
TSYY 10,000
IGLD 2,000
これは撤退ではない。
大人の投資への進化だ。
第3章 今日の暴落中優良株「野村総研」を買うタイミングとは今日の優良暴落中株を一つ紹介
結論から言うが野村総研です
私は「今すぐ一括で買わない」。
ただし、監視銘柄の最上位には置く。
理由はシンプルだ。
今回の暴落は「企業価値の毀損」ではなく、
相場全体の歪みが一気に出た“調整局面”だからだ。
① 今回の下落は「悪材料×テクニカル崩れ」の複合
野村総合研究所の今回の下落は、
決して一つの悪材料で説明できない。
私の整理はこうだ。
日経平均が短期で+3,000円超の急騰
SQ前後のポジション調整
米ハイテク株安 → 日本のIT・成長株に波及
高PER銘柄への利益確定売りの集中砲火
つまりこれは、
**「売られやすい場所に立っていた優等生が殴られた」**だけ。
業績が崩れたわけでも、
競争力が失われたわけでもない。
② テクニカル的に「まだ早い」と判断する理由
私が今すぐ買わない最大の理由はここだ。
月足で見ると
60日線(約4,300円)を明確に割り込んだ
出来高が急増している
→ 投げ売り+機関の整理が同時進行
RSIが急低下
→ 反発はあっても「底打ち確認」は未完
ここで飛びつくのは、
「落ちるナイフを素手で掴む」行為に近い。
私はそれを、
TSYYで痛いほど学んだ。
③ 私が想定する「現実的な買いゾーン」
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
私の中でのシナリオは3段階ある。
▶ 第1ゾーン:4,000円前後
テクニカル的な自律反発が起きやすい
短期勢のリバウンド狙いゾーン → 私はここでは買わない(様子見)
▶ 第2ゾーン:3,700〜3,800円
PERが20倍前後まで低下
長期投資家が入り始める価格帯 → 初回の打診買い候補
▶ 第3ゾーン:3,400〜3,500円
相場全体がもう一段崩れた場合
「NRIらしくない水準」 → 本命の分割買いゾーン
私は、
一発で当てに行かない。
必ず「分けて入る」。
④ 私が確認したい“最後の条件”
価格だけでは買わない。
私が本当に重視するのはこの3つだ。
日経平均の下げ止まり
→ 個別が良くても、指数が崩れれば巻き込まれる
出来高の減少
→ 投げが終わったサイン
決算・ガイダンスの再評価
→ 「やっぱり業績は強い」という再確認
これが揃ったとき、
私は「静かに買う」。
⑤ なぜ私は野村総研を“捨てない”のか
今回下げたからこそ、
私はこの銘柄を外さない。
金融×ITという最強の参入障壁
景気後退局面でも案件が消えにくい
日本企業のDX・基幹刷新は「止められない」
派手さはない。
でも、壊れにくい。
これは、
私がこれから取りたい
「メンタルを壊さない投資」に合っている。
私は、
「怖いから買わない」のではない。
雑音が消えるまで待つだけだ。
野村総研は、
“落ちたから買う銘柄”ではない。
**「落ち着いたら拾う銘柄」**だ。
第4章|社会資本を学ぶ映画 マイ・ディア・ミスター私がこの作品を「社会資本の教科書」だと思う理由
『マイ・ディア・ミスター』は、
恋愛ドラマでも、成功物語でもない。
この作品の本質は、
「人は社会の中で、どうやって“生き延びる信頼”を築くのか」
その一点にある。
資本主義の世界では、
お金(金融資本)
スキル(人的資本)
が語られがちだが、
このドラマが描いているのは、
**社会資本(Social Capital)**そのものだ。
社会資本とは何か(私なりの定義)
私がこのドラマから受け取った社会資本の定義は、こうだ。
「困ったときに、説明なしで手を差し伸べてくれる人の数」
肩書きでも、学歴でもない。
好かれる力でもない。
**“信用の残高”**だ。
主人公ドンフンが持っていた唯一の資産
ドンフンは、
決して要領が良くない。
出世競争では後手
権力闘争にも弱い
家庭も職場も問題だらけ
それでも彼が壊れなかった理由は、
人から信頼されていたからだ。
後輩が勝手に守る
近所の仲間が自然と集まる
誰も「利用」しようとしない
これは偶然じゃない。
彼は一貫して、
嘘をつかない
弱い立場の人間を切らない
得にならないことを、当たり前にやる
その積み重ねが、
目に見えない資産になっていた。
イ・ジアンが学んだ「人に寄りかかる力」
もう一人の主人公、ジアンは真逆だ。
貧困
孤立
誰も信用しない
彼女は「一人で生きる」ことに慣れすぎていた。
だが、
ドンフンという存在に触れて、
彼女は初めて知る。
「信用しても、世界はすぐには裏切らない」
社会資本とは、
持つだけでなく、
受け取る勇気も必要だということを。
私がこの作品を今見る意味
正直に言う。
今の私は、
投資で傷つき
数字で自信を削られ
メンタルが揺れた
だからこそ、この作品が刺さった。
社会資本は、
相場が暴落しても消えない。
信頼はゼロにならない
人間関係はロスカットされない
過去の誠実さは、遅れて効いてくる
これは、
TSYYでも、株でも、
誰も教えてくれなかった真実だ。
社会資本は「一番レバレッジが効く資産」
ナヴァル・ラヴィカントは言う。
富はレバレッジで作られる
私はそこに一つ付け加えたい。
社会資本は、最も静かで、最も壊れにくいレバレッジだ
炎上しない
規制されない
奪われにくい
『マイ・ディア・ミスター』は、
それを派手な言葉ではなく、
沈黙と日常で教えてくれる。
第4章まとめ
私はこの作品を、
「癒しドラマ」とは呼ばない。
これは、
資本主義で疲れた人間のための再教育ドラマだ。
お金を失っても、
信用を積み上げてきた人は、
もう一度立て直せる。
私はそう信じたいし、
そう生き直したい。
最終章 人的資本「働き方改革」の本質は、労働を“消耗品”にしないことだ
私は、このニュースを読んで強く思った。
日本の「働き方改革」は、ようやく本丸に近づいてきた、と。
「労働者一人一人のニーズに合うような勤務形態をいかに実現していくかが課題」
これは、単なる制度論ではない。
人的資本をどう扱うかという、資本主義の根幹の話だ。
人的資本とは何か――私の定義
私にとって人的資本とは、
労働時間の長さ
我慢強さ
忠誠心
ではない。
「再生可能かどうか」
これが、人的資本か消耗品かを分ける境界線だ。
疲弊し、壊れ、代替される労働は
もはや資本ではない。
フレックスタイム制が示している“本当の論点”
フレックスタイム制は1988年に導入された。
だが、2025年時点でも導入率は8.3%。
理由はシンプルだ。
管理が難しい
効率が測りにくい
画一的な方が楽
つまり企業側は、
**「人を時間で管理したい」**のだ。
だが、時間管理は
人を守るためのものではなく、
企業の都合のための仕組みになってきた。
テレワーク×フレックスが突きつける現実
テレワークが広がり、
労働は「場所」から解放された。
次に問われているのは、
時間からも解放できるかだ。
ただし、ここに落とし穴がある。
「仕事とプライベートの区別が曖昧になり、長時間労働になりがち」
これは事実だ。
だからこそ必要なのは、
自律
境界線
会社による“管理”ではなく“設計”
人的資本は、
放置しても育たないし、
締め付けても壊れる。
私が「労働」をどう位置づけ直したか
投資で痛い目を見て、
私ははっきり理解した。
労働は、最後に残る安全資産だ。
市場が荒れても
株価が崩れても
分配金が揺れても
自分の労働能力だけは、
ゼロにはならない。
だがそれは、
壊れていない労働であることが前提だ。
人的資本を守れない社会は、必ず貧しくなる
企業が、
フレックスを嫌い
個別最適を避け
一律管理に固執する
その先にあるのは、
燃え尽き
離職
生産性低下
これは感情論ではない。
経済合理性の話だ。
人的資本をすり潰す社会は、
金融資本も社会資本も、
最後は失う。
最終結論|私は「壊れない労働」を選ぶ
私はもう、
時間を切り売りする働き方には戻らない。
自分のリズムで働き
回復できる余白を残し
学び直せる体力を守る
それが、
最も利回りの高い投資だと知ったからだ。
金融資本:市場に左右される
社会資本:時間をかけて積み上がる
人的資本:壊したら終わり、守れば一生使える
働き方改革とは、
制度を変える話ではない。
「人を資本として扱える社会かどうか」
その覚悟が問われている。
私は、
壊れない側に賭ける。
終わり


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