こんにちは。今回は、外食チェーン最大手のひとつ【すかいらーくホールディングス】(証券コード3197)について、最新の業績、株価動向、株主優待、そして将来性を解説。
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■1. 企業概要と社長情報


すかいらーくHDは、「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「夢庵」など、国内約3,000店舗の外食チェーンを展開する業界の雄です。年間来客数は3億人超というスケールで、幅広い年代に親しまれるブランドを多数保有しています。

代表取締役会長CEOは谷真氏、代表取締役社長COOは金谷実氏。特に金谷氏は、買収した「資さんうどん」の全国展開計画を進めており、2027年には1,000店舗を目指すと発表。積極的な拡大路線が注目されています。
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■2. 最新業績と注目ポイント

2025年12月期第1四半期(1〜3月)の決算では、経常利益681億円と、IFISコンセンサスを21.6%も上回る好決算を発表。前年同期比で大きく伸びており、同社の業績回復が鮮明です。
2025年3月・4月の月次売上高はそれぞれ前年同月比114.6%、115.0%と好調。インバウンドの回復と値上げの効果もあり、既存店ベースでの増収が続いています。
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3. 株価とチャート分析

株価は2025年5月時点で3,200円台と、年初来高値圏で推移。月足チャートで見ると、2023年から上昇トレンドが継続しており、長期投資家にも好まれる形です。
PERは48倍、PBRは4.16倍とやや割高感はありますが、それでも直近の上方修正や市場の買い意欲を見ると、当面は押し目買いが入りやすい展開となりそうです。
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4. 株主優待と配当政策


すかいらーくHDの魅力は、なんといっても株主優待制度。年2回、食事割引カードがもらえます。100株で2,000円相当、1,000株保有で年間17,000円分の優待がもらえるため、個人投資家に人気の銘柄です。
一方、配当金は年20円。利回りは約0.6%と控えめですが、優待利回りまで含めると総合利回りは十分な魅力があります。
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5. 成長戦略と中長期展望

2025年からの成長ドライバーとして注目されているのが「資さんうどん」の全国展開です。九州中心に人気のブランドですが、今後は関西・関東にも展開を進め、2027年以降は年間100店舗ペースでの出店を見込んでいます。
また、インバウンド需要の復活を見据え、都心や観光地の大型店のリブランディングにも着手。さらにはDX(デジタル化)による店舗オペレーションの効率化も進めています。
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・すかいらーくHDは外食最大手で優待人気も抜群
・資さんうどん全国展開で中期的な成長余地あり
・インバウンド・値上げ効果・既存店増収が追い風
・PER/PBRは高水準、ただし業績好調で下支えあり
・優待狙いの長期保有+押し目狙いの短期参入もアリ
■6. ライバル企業との比較

ライバル企業としては、トリドールHD(丸亀製麺)、物語コーポレーション、吉野家HD、クリエイトレストランツHD、イオンのフードサービス部門などがあります。
なかでもトリドールは海外展開も進んでおり、すかいらーくも今後は国内外への出店強化が鍵となりそうです。
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■7. 今買いか?アナリスト評価と投資判断


アナリストの経常利益予想は前期比+10.2%の2,365億円で、会社予想をやや上回る水準。市場の期待も高まっています。直近1週間の予想変化は+3.7%、3ヶ月で+7.3%と、上方修正が続いています。
結論としては、株価は高値圏ですが、成長性と優待人気から「押し目買い検討」「中長期保有向け」といった評価になります。
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まとめ

以上、すかいらーくホールディングスの最新情報をお届けしました。投資判断の参考になれば幸いです。
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