転職2回、ムラ社会を抜けて|TSYY19,000株で作る“静かな退職”戦略 2025/12/13 | 40代社畜のマネタイズ戦略

転職2回、ムラ社会を抜けて|TSYY19,000株で作る“静かな退職”戦略 2025/12/13

TSYY
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第一章 私はなぜ「社畜」になり、なぜそこから逃げなかったのか

私は、いわゆる“普通のサラリーマン”だ。
起業家でもなければ、投資インフルエンサーでもない。
金融エリートの家系でもなければ、実家が太いわけでもない。

ただ一つ言えるのは、
私は日本の会社組織の「内部」を、かなり深いところまで見てきたということだ。

転職は二回。
どちらも理由は同じだった。

「空気」と「序列」と「ムラ」。

日本の会社は、表向きは成果主義や多様性を掲げる。
だが実態は違う。
評価されるのは能力でも成果でもない。
“最初からそのムラにいたかどうか”、それだけだ。

プロパー社員。
次に中途社員。
最後に派遣社員。

この見えない階層構造は、どんな会社にも存在する。
そして一度その序列の下に置かれると、
どれだけ成果を出しても、どれだけ真面目に働いても、
上には行けない。

私はそれを、身をもって理解した。

怒鳴る上司。
責任だけを押しつける管理職。
評価は曖昧、基準は非公開。
「空気を読め」「波風を立てるな」という言葉が、
あらゆる正論を潰していく。

私は戦ったこともある。
意見も言った。
だが結論は同じだった。

このシステムは、内部からは変えられない。

だから私は、ある決断をした。


「辞めない」という選択

── 静かな退職という戦略

私は会社を辞めなかった。
だが、会社に人生を預けることもやめた。

いわゆる「静かな退職」だ。

最低限の責任は果たす。
だが、それ以上は差し出さない。
評価を求めない。
出世を狙わない。
社内政治に参加しない。

なぜなら、日本の雇用制度は歪んでいるからだ。

終身雇用。
年功序列。
解雇規制。

これは労働者保護の制度であると同時に、
「辞めさせづらい」という巨大なバグでもある。

私はそのバグを、逆手に取ることにした。

感情を切り離し、
仕事を「収入装置」として扱う。
人生の本体は、会社の外に置く。

そこで初めて、
私は「数字」を冷静に見るようになった。


第2章 私の総資産は、こうして組み上がった

── 2025年12月13日、8,134万円の内訳

2025年12月13日時点。
私の総資産は 約8,130万円 だ。

内訳はこうだ。

不動産:約4,000万円

年金資産:約2,000万円

株式(現物):約1,840万円

現金・預金・暗号資産:約290万円

派手さはない。
だが、極めて安定している。

不動産という「精神安定装置」

不動産は投資用が3,500万円。
内訳は、

アパート:1棟

戸建て:3戸(うち1戸はリースバック)

月のキャッシュフローは 約34万円。

これは贅沢を生むための金ではない。
「辞めても生きていける」という安心感を生む金だ。

会社で理不尽なことがあっても、
評価が下がっても、
「まあ、家賃は入るか」と思える。

この感覚は、何物にも代えがたい。


TSYYとの出会い

── 株価より「時間」を買う投資

株式は、ほぼ TSYY一本だ。

2025年12月13日時点で 19,000株。
投資額は約1,900万円。
含み損は 約103万円。

数字だけ見れば、
「怖くないのか?」と思われるだろう。

だが私は、まったく動じていない。

理由は単純だ。

私は株価を買っていない。
私は“時間とキャッシュフロー”を買っている。

TSYYは、テスラを原資産にした
イールド・ブースト型ETFだ。

値上がり益を狙う商品ではない。
狙うのは 分配金。

現在の水準では、

週あたり分配:約38万円

年換算:約2,900万円超(税引前)

株価が6ドル台で横ばいであればあるほど、
私は安く株数を積み増せる。

株数が増えれば、
分配金は機械的に増える。

感情は不要だ。
必要なのは、
「続けること」と「折れないこと」だけ。


会社はムラでも、資本は平等だ

会社では、私は二流かもしれない。
だが資本市場では、
学歴も年齢も社内評価も関係ない。

あるのは、

入金額

継続年数

感情を切り離せるかどうか

それだけだ。

私は、
会社では静かに後退し、
資本では静かに前進している。

これが、
私がたどり着いた答えだ。

私は「含み損」を恐れなくなった

── 数字が感情から切り離された瞬間

私が投資で最も大きく変わったのは、
含み損を「損失」として見なくなったことだった。

19,000株のTSYY。
評価損は約103万円。

だが、この数字を見たとき、
私の感情は一切動かなかった。

なぜか。

それは、
この103万円が、私の生活にも、選択肢にも、未来にも、何一つ影響を与えていない
と理解しているからだ。

会社員時代、
評価が一つ下がるだけで、
人は眠れなくなる。

だが資本市場では、
評価はただの途中経過だ。

私は気づいた。

お金は感情を持たない
感情を持つのは、いつも人間の側だ

この視点を手に入れてから、
投資は「苦行」ではなくなった。


含み損があっても、私はすでに勝っている

なぜ私は、含み損があっても平気なのか。

理由は明確だ。

私はすでにキャッシュフローを得ている。

TSYYは、
保有しているだけで
毎週、分配金を落としてくる。

株価が上がろうが下がろうが、
その仕組み自体は機械的に動く。

私にとってTSYYは、

株ではない

ギャンブルでもない

夢を見る商品でもない

**「週次で現金を吐き出す装置」**だ。

そして私は、
装置の見た目ではなく、
吐き出される現金だけを見ている。


第3章 TSYYは「バグ」なのか

── なぜこの商品は異常に見えるのか

私はよく聞かれる。

「TSYYって、バグじゃないんですか?」

結論から言えば、
バグではない。

だが、
資本主義の“歪み”を最大限に利用した商品
であることは間違いない。


TSYYの正体

── なぜこんな分配金が出るのか

TSYYは、
テスラ株を原資産にした
イールド・ブースト型ETFだ。

中身はこうだ。

原資産:テスラ株

戦略:オプションプレミアムの獲得

目的:値上がり益ではなく、インカム最大化

重要なのはここだ。

このETFは「未来の上昇」を売っている。

つまり、

株価が爆発的に上がる未来

夢のようなテンバガー

これらを放棄する代わりに、
今すぐ現金をもらう設計になっている。

夢を売って、
現実を買う。

これがTSYYだ。


なぜ今、この商品が成立しているのか

TSYYが成立する理由は、
今の市場環境にある。

高ボラティリティ

テクノロジー株への過剰な期待

個人投資家の「夢買い」

この環境では、
オプションプレミアムが異常に高くなる。

つまり、

市場が興奮すればするほど
TSYYの分配原資は増える

皮肉な話だが、
人々が夢を見るほど、私は現金を受け取れる。


それでも「永遠」ではない

私は、TSYYが永遠にこの分配を続けるとは思っていない。

ここは重要だ。

ボラティリティが下がれば、分配は減る

テスラの人気が冷えれば、魅力は落ちる

市場環境が変われば、利回りは修正される

だから私は、
「一生持つ」とは言わない。

だが、
「数年単位で使い倒す」価値は十分にある
と判断している。


何年持っても大丈夫か

── 私の答え

質問に答える。

TSYYは何年持っても大丈夫か?

私の答えはこうだ。

「仕組みを理解し、出口を常に意識するなら、問題ない」

私は、

株価を見る頻度を下げ

分配金を見る頻度を上げ

市場環境だけを冷静に監視する

この三点を守っている。

感情を入れた瞬間、
この商品は毒になる。

感情を抜けば、
極めて優秀な道具だ。

第4章 私が壊れなかった理由

── 労働・健康・孤独をどう扱ったか

私は、精神論で自分を追い込むことをやめた。

かつては、
「頑張れば報われる」
「耐えれば評価される」
そう信じていた。

だが現実は違った。

会社はムラだ。
評価は空気だ。
理不尽は日常だ。

そこで私は、
**「壊れないための設計」**を先に作ることにした。


労働を“人格”から切り離す

私は、仕事に人格を預けない。

会社での役割は、
単なる「収入装置のオペレーター」。

評価が下がっても、
人格は傷つかない。

上司が怒鳴っても、
私の価値は1ミリも下がらない。

なぜなら、
私の人生の本体は
会社の外にあるからだ。

この切り離しができた瞬間、
会社は驚くほど小さくなった。


健康を「投資の一部」として扱う

私は毎日、歩く。
そして、筋トレをする。

理由は単純だ。

感情が暴走しない

判断が鈍らない

不安が増幅しない

投資で一番怖いのは、
市場ではない。

自分のメンタルだ。

歩数2万歩。
筋トレで息が上がる。

その後に見る相場は、
驚くほど冷静だ。


孤独を恐れない

私は、人を減らした。

職場の飲み会に行かない。
無意味な愚痴に参加しない。
SNSで他人の人生を見ない。

その代わり、
サードプレイスを持った。

ジム。
静かな空間。
自分の呼吸だけが聞こえる場所。

孤独は、
不安ではない。

自由だ。


第5章 資本主義はゲームだ── 私が見つけた攻略ルート

このラインより上のエリアが無料で表示されます。

ここからは、
私が最も大切にしている話を書く。

なぜなら、
これは再現性があるからだ。


資本主義は努力ゲームではない

資本主義は、
努力した人が勝つ世界ではない。

正しい人が報われる世界でもない。

資本主義は、
ルールが公開されているマネーゲームだ。

早く気づいた人

感情を抜けた人

数字で見続けた人

ただそれだけが、
静かに勝つ。


私がTSYYに辿り着いた理由

私は、
夢を見たかったわけではない。

テンバガーも、
一発逆転も、
求めていない。

欲しかったのは、
確実に“立場”が変わる感覚だ。

TSYYは、
株価が上がらなくても成立する。

分配金が、
毎週、現実を変えていく。

これは、
希望ではなく構造だ。


「r > g」を前倒しするという発想

多くの人は、
老後になってから
r > g を期待する。

私は違う。

今、作る。

給与は種銭。
不動産は防御。
TSYYは攻撃。

この組み合わせで、
私は「時間」を買った。


なぜ私は迷わないのか

私はもう、
お金を目的にしていない。

お金はただの数字だ。

私が欲しいのは、

距離を取る自由

嫌な人間から離れる権利

静かに考える時間

そのための数字だ。

だから、
含み損があっても迷わない。


バグは、使える人だけが使えばいい

TSYYがバグかどうかは、
正直どうでもいい。

重要なのは、

仕組みを理解し、
信仰せず、
出口を持ち、
淡々と使うこと。

それができない人にとっては、
どんな商品も毒になる。


最後に

私は社畜だ。
それは否定しない。

だが同時に、私はもう「支配される側」ではない。

評価ではなく、
分配を待つ側。

感情ではなく、
数字で生きる側。

今日も私は歩き、
株数を積み上げ、
静かに世界から距離を取る。

これが、
2025年12月13日時点での
私の総資産戦略だ。

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