第1章 総資産8,061万円のリアル内訳と現状分析 ― 社畜の“経済的自立”はこうして築かれた
2025年10月7日現在、私の総資産は 8,061万531円。
この金額は偶然でもラッキーでもない。
10年以上の試行錯誤と、労働から資本への構造転換の結果である。
かつては会社員として、月給のほとんどを消費に使っていた。
居酒屋での愚痴、意味のない残業、昇進への幻想。
気づけば「働いてもお金が残らない」構造に取り込まれていた。
だが、30代後半でようやく理解した。
「この国では、労働者は搾取される側に立つよう設計されている」という現実を。
資産内訳
不動産:48,200,000円(59.8%)
年金:19,483,820円(24.2%)
現金・暗号資産:12,345,624円(15.3%)
株式:564,331円(0.7%)
会社の給与は、あくまで「資本の原資」でしかない。
本来ならば、私たちが生み出した価値は配当として還元されるべきだ。
しかし資本主義の構造上、利益の大半は「資本所有者」に流れる。
だから私は決めた。
“社畜でありながら、資本家としての顔を持つ”。
その第一歩が、不動産への現金投資であり、
給与を「生きるため」ではなく「資本を増やすため」に使う戦略だった。
そして今、労働所得に加えて、
家賃収入・暗号資産・副収入が、第二の収益源として機能している。
会社の評価に左右されない「独立した収入源」を確立できたことで、
私はようやく“自由なメンタル”を手に入れた。
第2章 不動産投資戦略 ― 現金主義で築くキャッシュフロー経営と法人化への道
不動産投資は、単なるお金儲けではない。
**人生のリスクを吸収する“資本のセーフティネット”**だ。
現在、私は 11室・総投資額3,500万円・月間キャッシュフロー34万円 の賃貸経営を行っている。
来月には自宅売却による 1,800万円のキャッシュ が入る予定で、
これをもとに 関東圏の利回り13%超のアパート を現金購入する。
目標は、キャッシュフロー50万円/月。
会社員としての給与(約50万円)と合わせれば、
**労働所得と不労所得が並走する“二軸経営”**が完成する。
現金主義の理由
借金でレバレッジを効かせる投資法は確かに効率がいい。
だが、金利上昇や空室リスクに弱く、精神的に不安定になる。
私は精神の安定こそ最大の資本と考えるため、現金主義を徹底している。
金利に縛られない投資は、景気や政治の変動にも左右されにくい。
また、現金主義であれば買うタイミングを自分で決められる。
「借りて返す」ではなく「持って回す」。
この違いが、長期的には“人生の支配権”の差になる。
マイクロ法人構想
今後は、マイクロ法人化によって資産の保全と節税を進める。
橘玲氏の『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』にあるように、
個人事業と法人の境界線を意識的に使い分けることで、
税・保険・年金制度を最適化できる。
給与所得は源泉徴収でガチガチに囲い込まれているが、
法人収入は「経費・控除・役員報酬」で自由度が高い。
私はこの“構造の隙間”を突く戦略を採る。
第3章 暗号資産 ― 通貨主権を取り戻すための新しい経済防衛
暗号資産への投資は、
「リスクを取るギャンブル」ではなく「未来の貨幣構造への参加」だ。
現在の評価損益(2025年10月時点)は以下の通り。
ビットコイン:+31,029円
イーサリアム:+133,739円
XRP:+53,008円
ドージコイン:−61,778円
シバイヌ:−357,663円
合計:−253,676円
たとえ一時的に損失が出ても、
このポジションは通貨インフレへのヘッジとして機能している。
各国の中央銀行が金利操作で市場を歪めるほど、
「非中央集権通貨」への信頼は高まる。
暗号資産は、“国境を持たない資本主義”の象徴だ。
その意味で、これは単なる投資ではなく、
「国家通貨の独占」に対する市民のカウンター運動でもある。
第4章 健康経営 ― フィットビットで自分という企業を可視化する
資産も知識も、健康を失えば意味がない。
私にとってフィットビットは財務諸表であり、
心拍・歩数・体重は「KPI(重要指標)」だ。
最新データ
歩数:21,828歩
距離:16.3km
消費カロリー:3,434kcal
心拍:49〜129bpm
体重:79.2kg
睡眠時間:4時間3分
これらの数字は“生きた財務データ”だ。
歩数を増やすほど、心拍は下がり、思考は冴える。
筋トレを継続すると、意思決定力が上がる。
人は体が弱ると、お金に対しても守りに入る。
だからこそ、筋トレとウォーキングは、資産運用の基礎体力なのだ。
第5章 r>gの法則を逆手に取る ― 資本主義の歯車を回す側へ
ピケティの「r>g(資本収益率>経済成長率)」は、
社会の構造的格差を示す公式だ。
資本を持つ者は「金利・配当・地代」でリターンを得るが、
持たない者は「労働」でしか生きられない。
この構造を変えるには、
「資本を所有する側」に立つしかない。
私は社畜でありながら、
不動産・暗号資産・株式・知識資本を複線化することで、
“搾取されるだけの人生”から静かに抜け出した。
日本の問題は、教育が「労働の仕方」を教え、「資本の扱い方」を教えないことだ。
社会人こそ金融リテラシーを身につけ、
“貯金から投資へ”を真の意味で実行しなければならない。
第6章 会社での戦略 ― 静かな退職(Quiet Quitting)のすすめ
会社でのサバイバルは、もはや「闘うこと」ではない。
“距離を取って利用する”ことだ。
静かな退職(Quiet Quitting)とは、
無償残業を拒否する
必要以上の奉仕をやめる
給料の範囲で誠実に働き、残りの時間は自分のために使う
このマインドを持つだけで、人生は劇的に変わる。
私もこの考えを取り入れてから、心身ともに軽くなった。
会社のために尽くしても、あなたの人生は変わらない。
だが、会社を利用して副業・投資・発信の時間を確保すれば、未来は変わる。
Quiet Quittingは“怠け”ではなく、“意識的な再配分”である。
「努力の総量」を下げるのではなく、
「努力の向け先」を変える。
会社は“資本の供給源”であり、
あなたは“資本の配電盤”である。
電流(給与)をどう流すかで、未来は変わります (了)
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