第1章 TSYYという“数字マシン”の本質 ― なぜ私は17000株を握り続けるのか
TSYY(GraniteShares 2x Long TSLA ETF)は、一般的なETFの構造とは根本的に別の世界に存在している。
普通の高配当ETFは、
・企業の利益
・現金フロー
・経営の安定
・長期のブランド価値
など、人間の経済活動そのものに裏打ちされた“実体”がある。
だが TSYY は違う。
**TSYY = テスラ株の値動きを元にした「1日のレバレッジ差益のリセット+再構築」で構成される“純粋な数学的商品”**である。
つまり、資本主義の中でもっとも“ゲーム化”された金融装置だと言える。
私はこの構造を理解した瞬間から、TSYYを「会社」ではなく **“数字のスロットマシン”**として見るようになった。
含み損は痛くない。
数字の波が大きいほど、週次分配金が膨れあがる。
そして 2025年、私は17000株を保有するに至った。
TSYY の価値は、私の労働収入でもなければ、企業価値でもない。
ただ「数字 × レバレッジ × ボラティリティ」これだけだ。
だからこそ、
資本主義は数字のゲームだ
という真実にもっとも近いETFでもある。
私にとって TSYY を握るという行為は、
「世界を数字で理解する」という生き方そのものに近い。
第2章 TSYYの分配金はどこから来るのか ― 利回り228%という異常値の正体
TSYY が米国ETF全市場の中で
配当利回りランキング1位(228%)
になっている理由はシンプルだ。
テスラ株の“大きすぎるボラティリティ” × “レバレッジ差損益の再設定(リバランス)”
この2つが、毎週の分配金を生み続けているからだ。
仕組みを超要点で解説するとこうだ:
■① TSYYは「テスラの前日比 × 2倍」で動く
だから上げ幅も下げ幅も異常に大きい。
■② 毎日ポジションをリセットし“差損益”が内部に溜まる
この差損益が「余剰」になると分配金として放出される。
上昇相場の時は
→ 差益が内部で巨大化しやすい(=高配当の源泉)
下降相場の時は
→ レバレッジ解消でまた余剰が生まれやすい
■③ だから TSYY の分配金は「価格下落」でむしろ増える
実際の履歴を見ると明らかだ。
◆ TSYY 分配金(10〜11月の週次)
0.2285
0.2255
0.2221
0.2190
0.2061
0.2065
0.2022
0.1825
0.1597
テスラが下がっている期間でも、TSYYは配当を出し続けている。
つまりTSYYは価格下落=配当のチャンスという“逆の構造”を持つ。
第3章 17000株の戦略 ― 私は「6ドルをノコノコ」と判断した
TSYY が6ドル付近でヨコヨコし始めた今、私はこう考えている。
「6ドルはスーパーマリオのノコノコ階段だ」
スーパーマリオの無限増殖テクニックを知っているだろうか?
階段の角でノコノコを踏み続けると
1UP → 2UP → 3UP → 無限増殖
と、あらゆる“命”が溢れ続ける。
TSYY 6ドルは、それに近い。
理由はこうだ:
■① 価格が低いほど再投資効率が最大化
分配金0.20ドル × 17000株 ≈ 毎週3400ドル(約53万円)
※これは相場次第で増減するが構造は変わらない
6ドル台なら
3400ドル → 約550株が毎週買える。
毎週550株 × 年50週 ≈ 27500株増殖
(もちろん相場により上下する)
TSYYの基準価額が低いほど
分配金が株数に変換される速度が速くなる。
6ドルは、
「階段でノコノコを踏める高さ」
に近い。
■② テスラの中長期的な“巨大テーマ性”が追い風
AI × 自動運転 × ロボット × エネルギー
テスラは常に超テーマの中心にいる。
上がれば TSYY は2倍で跳ねる。
下がれば 分配金が跳ねる。
つまり
どちらでも増える構造
である。
■③ 私は“分配金を武器に増やすゲーム”にフルコミットした
17,000株を超えた今、私のメイン戦略はこうだ:
① 分配金はすべてTSYYに再投資
② 一切売らない
③ 5年は積み増す
④ 6ドル周辺は“無限増殖ターン”
資本主義が数字のゲームなら
私はこの“増殖ステージ”を最大活用するだけだ。
第4章 TSYYはいつまで続くのか ― 5年持ち続ける前提のリスク管理
TSYY が「5年以上分配金を出し続けられるのか?」
この問いには、こう答える。
Yes。ただし“正しく理解している人だけ”がYesになる。
ポイントは2つ。
■① TSYYの財務は「テスラのボラティリティで成立している」
TSYYの収益源
= テスラの値動き × レバレッジ × デイリーポジション調整差益
つまり
テスラの株価が
上がる・下がる・荒れる
このどれでもTSYYは生きていける。
問題は
テスラが“全く動かない”相場だけだ。
だがテスラは常に材料豊富。
AI・ロボット・自動運転・EV政策・金利・マクロ環境など
“動かない未来”の可能性は低い。
■② TSYYの分配能力はETF運営の財務体質より“指数の構造”に依存する
よくある誤解:
「運営会社グラナイトシェアーズの財務が悪いと配当が止まるのでは?」
→ 違う。TSYYの配当原資は“指数運用の差損益”であり、会社の資金ではない。
つまり
運営会社の財務<テスラのボラティリティ
こちらが本質。
だから私は
“5年は問題なく出し続ける”
と見ている。
第5章 私が描く“無限増殖ルート” ― 分配金 × 再投資 × 不動産キャッシュフロー
私は「社畜の総資産」というテーマで毎日資産戦略を可視化している。
最新の姿はこうだ:
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
■TSYY:17,000株
■価格:6ドル前後
■週間分配金:
17500株 × 0.20 = 約3500ドル(約55万円)
※変動はある
■年間分配:
55万円 × 50週 = 約2750万円
ここで私は
“二階建ての複利構造”
を作ろうとしている。
●第一複利
→ TSYYの分配金をTSYYに再投資
(価格が低いほど増殖速度UP)
●第二複利
→ 不動産キャッシュフロー(50万/月)をそのままTSYYへ
(不動産は“外部燃料”になる)
●第三複利
→ 給与95万/月の余剰をTSYYへ
これにより、
私は “社畜 × 不動産 × レバレッジETF”
という、日本人でほぼ誰も実行していない資本主義の三段ロケットを作った。
まとめ ― 6ドルのTSYYは“無限増殖ステージの入口”
私は TSYY を企業として見ていない。
私は TSYY を思想として見ている。
それは、
資本主義は数字のゲームだ
という哲学の象徴。
含み損は数字の揺らぎにすぎない。
分配金は「数字が増殖する音」だ。


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