第1章|今日の市場とTSYYを取り巻く「空気」
2025年12月16日。
市場全体の空気は、決して明るくない。
ダウ平均:下落基調
日経平均:先物主導で下落圧力
米国では「サンタラリー期待」と「雇用減速懸念」がせめぎ合う
日本市場は、米株安・円高・金利観測という三重苦
この環境下で、
高配当ETFは“守り”として見られがちだ。
だが、
TSYYはこの文脈に入らない。
なぜならTSYYは、
市場が上がっても
市場が下がっても
方向感がなくても
「値動きがあれば分配金が生まれる」構造だからだ。
第2章|「私のTSYY現在地」
まず、感情を排除するために、
事実だけを書く。
私のTSYY運用状況(2025/12/16)
保有株数:19,000株
平均取得単価:6.4635ドル
現在値:6.19ドル
評価損益:-5,196.50ドル(約-87万円)
含み損:80万円台
配当利回りランキング:米国市場1位
表示利回り:228.17%
多くの人が、
この数字を見た瞬間にこう思う。
「危険すぎる」
「いつか破綻する」
「そんな利回りはあり得ない」
正しい。
だがそれは、商品理解を放棄した場合の反応だ。
第3章|TSYYという商品を“社畜目線”で分解する
TSYYは、
テスラ(TSLA)に対するカバードコールETFだ。
重要なのは、
テスラ株が上がるかどうかではない。
TSYYが成立する条件は3つだけ
- テスラ株に出来高がある
- テスラ株にボラティリティがある
- オプション市場に投機家がいる
そして今、
これらはすべて満たされている。
直近材料
テスラ株:ロボタクシー無人試験運転報道
株価:年初来高値圏
マスク氏:純資産6000億ドル到達
市場の視線:
EVではなく
AI・自動運転・ロボティクス
つまり、
TSYYにとって
「最高の餌」が市場に撒かれている状態
第4章|なぜ私は「含み損80万」でも迷わないのか
ここが、
ほとんどの人が理解できない部分だ。
私は、
含み損を前提にTSYYを持っている。
なぜなら、
TSYYは値上がり益を捨てる商品
上値はオプションで売っている
代わりに「即金」を受け取る
つまり、
含み損 = 失敗
ではない。
含み損 + 高分配金 = 契約通り
これがTSYYだ。
私の感覚ではこうだ
株価:ノイズ
評価損益:副作用
分配金:本体
私は“株主”ではない。
私は“構造の利用者”だ。
第5章|社畜がTSYYを使う、たった一つの意味
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
最後に、
思想の話をする。
私は、
TSYYで金持ちになろうとしていない。
私の総資産構成
総資産:約8,000万円
不動産:約4,000万円
投資分:3,500万円
キャッシュフロー:月34万円
TSYY:約2,000万円
年金関係:約2,000万円
現金・暗号資産:数百万円
暗号資産は80万円含み損(ほぼ柴犬)
私は、
すでに「詰んでいない」。
だからこそ、
TSYYを使える。
TSYYの本当の役割
TSYYは、
老後資金ではない
一生保有する資産ではない
**「社畜が、次の一手を考える時間を買う装置」**だ。
労働依存を薄める
精神的余白を作る
選択肢を増やす
私は、
このために19,000株を持っている。
最後に|TSYYは危険か?
危険だ。
だが、無知なまま労働一本足で生きる方が、私は怖い。
TSYYは、
理解した人間だけが使える「刃物」だ。
私は今日も、
株価ではなく
評価損益でもなく
入金額を見て、静かに歩く。


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