キャリアコンサルタント試験対策|カウンセリング理論人物別まとめ ――フロイト・ロジャーズ・エリス・ベックを一気に覚える | モテ太郎(カネとオンナとヘルスケア)

キャリアコンサルタント試験対策|カウンセリング理論人物別まとめ ――フロイト・ロジャーズ・エリス・ベックを一気に覚える

キャリアコンサルタント
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第1章 カウンセリング理論は“人物・理論・キーワード”で覚える

キャリアコンサルタント試験において、カウンセリング理論は避けて通れない重要分野である。

この分野が苦手な人は多い。

理由は単純で、登場人物が多いからである。

フロイト。
アンナ・フロイト。
スキナー。
ウォルピ。
エリス。
ベック。
パールズ。
バーン。
ロジャーズ。
ジェンドリン。
グラッサー。
ド・シェイザー。
バーグ。
ミニューチン。
ヘイリー。

名前だけでもかなり多い。

さらに、それぞれに理論名がある。

精神分析理論。
自我防衛機制。
行動療法。
系統的脱感作法。
論理療法。
認知療法。
ゲシュタルト療法。
交流分析。
クライエント中心療法。
フォーカシング。
現実療法。
解決志向アプローチ。
システム論的アプローチ。
家族療法。

これをバラバラに覚えようとすると、ほぼ確実に混乱する。

キャリアコンサルタント試験で大切なのは、難しい専門書のように細部まで深掘りすることではない。

まずは、
人物名・理論名・キーワード
をセットで覚えることである。

たとえば、

フロイトなら、精神分析、無意識、イド・自我・超自我。
ロジャーズなら、クライエント中心療法、自己一致、無条件の肯定的関心、共感的理解。
エリスなら、論理療法、ABC理論、非合理的信念。
ベックなら、認知療法、自動思考、認知の歪み。
バーンなら、交流分析、P・A・C、人生脚本。
パールズなら、ゲシュタルト療法、今ここ、エンプティ・チェア。

このように、人物とキーワードを一つのかたまりで覚える。

これが最も効率的である。

試験では、人物名と理論名を入れ替えた選択肢が出ることがある。

たとえば、
「ロジャーズは論理療法を提唱した」
「エリスはクライエント中心療法を提唱した」
「ベックは交流分析を提唱した」
のような誤った選択肢が出る。

こうしたひっかけを見抜くには、人物ごとの代表キーワードを即答できる必要がある。


カウンセリング理論の全体像

カウンセリング理論は、大きく見ると、いくつかの系統に分けられる。

まず、精神分析系である。

代表はフロイトである。
人間の心の奥にある無意識、葛藤、防衛機制などを見る。

次に、行動療法系である。

代表はスキナーやウォルピである。
人間の問題を、学習された行動として捉え、行動変容を目指す。

次に、認知療法系である。

代表はエリスとベックである。
出来事そのものではなく、その出来事をどう受け止めるか、つまり認知や信念に注目する。

次に、人間性心理学系である。

代表はロジャーズやパールズである。
人間には成長する力があり、自己実現へ向かう存在だと見る。

次に、人間関係・システム系である。

代表はバーン、ミニューチン、ヘイリーなどである。
個人だけではなく、人間関係や家族、組織の相互作用を見る。

さらに、解決志向・現実療法系がある。

ド・シェイザー、バーグ、グラッサーなどが該当する。
問題の原因を深掘りするより、未来、選択、行動、リソースに注目する。

この全体像を持っておくと、人物を覚えやすくなる。


試験でよく問われるポイント

キャリアコンサルタント試験では、カウンセリング理論について、次のような形で問われやすい。

第一に、人物と理論の対応である。

フロイトは精神分析。
ロジャーズはクライエント中心療法。
エリスは論理療法。
ベックは認知療法。
バーンは交流分析。
パールズはゲシュタルト療法。

ここを間違えないことが基本である。

第二に、理論ごとの重要キーワードである。

フロイトなら無意識。
ロジャーズなら自己一致、無条件の肯定的関心、共感的理解。
エリスならABC理論。
ベックなら自動思考。
バーンならP・A・C。
パールズなら今ここ。
ジェンドリンならフェルトセンス。
グラッサーなら選択理論。
解決志向ならミラクル・クエスチョン。

第三に、似た理論の違いである。

特に混同しやすいのが、エリスとベックである。

どちらも認知に関係する。
しかし、エリスは論理療法、ABC理論、非合理的信念。
ベックは認知療法、自動思考、認知の歪み。

この違いを押さえる必要がある。

また、ロジャーズとパールズも同じ人間性心理学系としてまとめられるが、試験では区別が必要である。

ロジャーズは受容・共感・自己一致。
パールズは今ここ・気づき・エンプティ・チェア。

このように、近いものほどキーワードで分ける。


キャリアコンサルタントに必要な理解

カウンセリング理論は、試験のためだけに覚えるものではない。

実際のキャリア相談においても、相談者の話をどう理解するかに大きく関係する。

相談者が、自分では気づいていない葛藤を抱えているなら、精神分析的な視点が参考になる。

相談者が、同じ行動パターンを繰り返しているなら、行動療法的な視点が役立つ。

相談者が、出来事を極端に悲観的に捉えているなら、認知療法的な視点が役立つ。

相談者が、自分を受け入れられず苦しんでいるなら、ロジャーズの受容や共感の姿勢が重要になる。

相談者が、職場や家族との関係性の中で悩んでいるなら、システム論的な視点が必要になる。

相談者が、未来に向けて具体的な行動を起こしたいなら、解決志向アプローチや現実療法の視点が役立つ。

つまり、カウンセリング理論は、相談者を見るためのレンズである。

どの理論が正しいかではなく、相談者の状況を理解するために、どの視点が役に立つかを考える。

これが実践的な学び方である。


第2章 精神分析・行動療法・認知療法――心の奥、行動、考え方を見る理論

第2章では、カウンセリング理論の中でも試験に出やすい、精神分析、行動療法、認知療法を整理する。

ここで登場する主な人物は、フロイト、アンナ・フロイト、スキナー、ウォルピ、エリス、ベックである。

この章の覚え方はこうである。

フロイトは無意識を見る。
アンナ・フロイトは防衛機制を整理する。
スキナーは行動を見る。
ウォルピは恐怖を少しずつ慣らす。
エリスは考え方を論駁する。
ベックは自動思考を見直す。


フロイト――精神分析理論

フロイトは、精神分析理論の中心人物である。

キーワードは、
無意識。
意識。
前意識。
イド。
自我。
超自我。
防衛機制。
自由連想法。
転移。
抵抗。

フロイトは、人間の心には、自分では気づいていない無意識の領域があると考えた。

人は自分で自分のことをすべて理解しているわけではない。

抑圧された欲求や葛藤が、心の奥に存在し、それが不安や症状、行動に影響する。

フロイトの局所論では、心は意識、前意識、無意識に分けられる。

意識は、今自分で気づいている心の領域である。
前意識は、今は意識していないが、思い出そうとすれば意識できる領域である。
無意識は、自分では気づきにくい、抑圧された欲求や記憶がある領域である。

さらに、構造論では、心をイド、自我、超自我に分けた。

イドは、本能的欲求である。
快楽原則に従い、欲望を満たそうとする。

自我は、現実との調整役である。
イドの欲求と、超自我の規範、現実の状況の間でバランスを取る。

超自我は、道徳や良心、社会的規範を担う部分である。

この三者の葛藤によって、不安が生じる。

試験では、
フロイト=精神分析=無意識=イド・自我・超自我
で覚える。


アンナ・フロイト――自我防衛機制

アンナ・フロイトは、フロイトの娘であり、自我防衛機制を整理した人物として重要である。

防衛機制とは、不安や葛藤から自分を守るために、無意識に働く心の仕組みである。

代表的なものを押さえておく。

抑圧。
受け入れがたい感情や記憶を、無意識の中に押し込めること。

否認。
受け入れがたい現実を認めないこと。

投影。
自分の中にある感情や欲求を、他人が持っているかのように感じること。

合理化。
もっともらしい理由をつけて、自分を納得させること。

反動形成。
本心とは逆の態度を取ること。

昇華。
欲求や葛藤を、社会的に価値のある行動へ変えること。

試験では、
アンナ・フロイト=自我防衛機制
で覚える。

防衛機制は、単語だけでなく、例も押さえると強い。

たとえば、本当は不安なのに平気なふりをする。
失敗した理由をもっともらしく説明する。
本当は嫌いな相手に過剰に親切にする。
怒りや欲求を仕事や創作活動に変える。

こうした例で理解しておくと、選択肢問題に対応しやすい。


スキナー――行動療法・学習理論

スキナーは、行動療法や学習理論で重要な人物である。

キーワードは、
オペラント条件づけ。
強化。
罰。
行動変容。

スキナーは、人間の行動は、その行動のあとに起こる結果によって増えたり減ったりすると考えた。

ある行動の後に望ましい結果が起きれば、その行動は増える。
これが強化である。

逆に、ある行動の後に望ましくない結果が起きれば、その行動は減る。
これが罰である。

行動療法では、問題を内面の深層だけではなく、観察可能な行動として捉える。

そして、望ましい行動を強化し、望ましくない行動を減らすことを目指す。

試験では、
スキナー=オペラント条件づけ=強化
で覚える。


ウォルピ――系統的脱感作法

ウォルピは、系統的脱感作法で有名である。

これは、不安や恐怖を段階的に軽減していく方法である。

リラックス法を身につける。
不安の弱い場面から想像する。
少しずつ強い不安場面へ進む。
恐怖刺激に段階的に慣れていく。

この流れで、不安反応を減らしていく。

試験では、
ウォルピ=系統的脱感作法
で覚える。

特に、不安、恐怖、段階的、リラックスというキーワードが出たら、ウォルピを思い出す。


エリス――論理療法・REBT

エリスは、論理療法、またはREBTで有名である。

REBTは、Rational Emotive Behavior Therapyであり、論理情動行動療法とも呼ばれる。

キーワードは、
ABC理論。
非合理的信念。
イラショナル・ビリーフ。
論駁。

エリスは、人を苦しめるのは出来事そのものではなく、その出来事をどう受け止めるかだと考えた。

ABC理論では、

AはActivating event。
出来事である。

BはBelief。
信念、受け止め方である。

CはConsequence。
結果としての感情や行動である。

たとえば、試験に落ちたという出来事がある。
これがAである。

その時に、
「一度落ちた自分は完全にダメだ」
と考える。
これがBである。

その結果、強い落ち込みや無力感が生じる。
これがCである。

エリスは、このB、つまり非合理的信念を見直すことを重視した。

試験では、
エリス=論理療法=ABC理論=非合理的信念
で覚える。


ベック――認知療法

ベックは、認知療法で有名である。

キーワードは、
自動思考。
認知の歪み。
スキーマ。
認知再構成。

ベックは、うつや不安の背景には、偏った認知や自動思考があると考えた。

自動思考とは、ある出来事に対して、自動的に浮かぶ考えである。

たとえば、

「どうせ自分は失敗する」
「みんな自分を嫌っている」
「一度失敗したら終わりだ」
「自分には価値がない」

こうした考えが自動的に浮かぶと、感情や行動に影響する。

認知療法では、その考えが本当に妥当なのかを検討し、より現実的な認知へ修正していく。

試験では、
ベック=認知療法=自動思考=認知の歪み
で覚える。

エリスとベックは混同しやすい。

覚え方は、
エリスはABC。ベックは自動思考。

これで区別する。


第3章 ロジャーズ・パールズ・バーン――人間の成長、今ここ、交流を見る理論

第3章では、キャリアコンサルタント試験でも重要な、ロジャーズ、パールズ、バーンを整理する。

ここでは、精神分析や行動療法とは少し違い、
人間の成長力、今ここでの気づき、人間関係の交流パターンが重要になる。

覚え方はこうである。

ロジャーズは受容・共感・自己一致。
パールズは今ここ。
バーンはP・A・C。


ロジャーズ――クライエント中心療法

ロジャーズは、キャリアコンサルタント試験で最重要級の人物である。

理論名は、クライエント中心療法、または来談者中心療法である。

非指示的カウンセリングとも関連して覚える。

ロジャーズは、人間には自ら成長し、自己実現へ向かう力があると考えた。

カウンセラーが上から指示するのではなく、クライエント自身が自分の力で成長していくことを信じる。

そのために、カウンセラーに必要な基本的態度として、3つを示した。

自己一致。
無条件の肯定的関心。
共感的理解。

この3つは必ず覚える。


自己一致

自己一致とは、カウンセラーが自分自身に対して誠実であり、ありのままでいることである。

表面的に良いカウンセラーを演じるのではなく、自分の内面と外側の態度が一致している状態である。

相談者に対して誠実であること。
自分の感じていることをごまかさないこと。
偽りの態度を取らないこと。

これが自己一致である。


無条件の肯定的関心

無条件の肯定的関心とは、相談者を条件つきで評価するのではなく、一人の人間として受け入れる態度である。

相談者が成功しているから受け入れる。
相談者が正しいことを言っているから受け入れる。
相談者が自分と同じ価値観だから受け入れる。

そうではない。

相談者がどのような状態にあっても、その人の存在を尊重する。

これが無条件の肯定的関心である。


共感的理解

共感的理解とは、相談者の内的世界を、相談者の立場から理解しようとすることである。

単なる同情ではない。

「かわいそうですね」ではなく、
「その人の世界では、どう感じられているのか」
を理解しようとする。

相談者の感情や意味づけを、相談者の視点から理解することが重要である。

試験では、
ロジャーズ=自己一致・無条件の肯定的関心・共感的理解
で必ず押さえる。


パールズ――ゲシュタルト療法

パールズは、ゲシュタルト療法で有名である。

キーワードは、
今ここ。
気づき。
全体性。
エンプティ・チェア。

ゲシュタルト療法では、過去の原因だけを追うのではなく、今ここで何を感じているかに注目する。

人は、未完了の感情や葛藤を抱えていることがある。

それに気づき、統合していくことが重要である。

有名な技法に、エンプティ・チェアがある。

これは、空の椅子に誰かが座っていると想定し、その相手や自分の一部と対話する技法である。

たとえば、言えなかった思いを空の椅子に向かって話す。
自分の中の葛藤する部分を椅子に分けて対話する。

こうして、自分の感情や未完了の問題に気づいていく。

試験では、
パールズ=ゲシュタルト療法=今ここ=エンプティ・チェア
で覚える。


バーン――交流分析

バーンは、交流分析で有名である。

キーワードは、
P・A・C。
自我状態。
親。
成人。
子ども。
ストローク。
人生脚本。
ゲーム分析。

交流分析では、人の心を3つの自我状態で考える。

PはParent、親である。
ルール、価値観、批判、保護などに関係する。

AはAdult、成人である。
冷静、客観的、合理的に判断する部分である。

CはChild、子どもである。
感情、自由、反発、順応などに関係する。

人間関係のやり取りは、このP・A・Cのどの自我状態から発せられ、どの自我状態に向けられているかで分析できる。

たとえば、上司がPの立場から叱り、部下がCの立場で萎縮する。
あるいは、A同士で冷静に事実を話し合う。

このように、人間関係の交流パターンを見る。

交流分析では、ストロークも重要である。

ストロークとは、人が他者から受け取る存在承認の刺激である。

また、人生脚本も重要である。

人は幼少期からの経験によって、自分の人生の脚本のようなものを作り、それに沿って行動することがあると考える。

試験では、
バーン=交流分析=P・A・C=人生脚本
で覚える。


第3章のまとめ

ロジャーズ、パールズ、バーンは、それぞれ見ているものが違う。

ロジャーズは、人間の成長力を信じ、受容・共感・自己一致を重視する。

パールズは、今ここでの気づきを重視し、ゲシュタルト療法を展開した。

バーンは、人間関係の交流をP・A・Cで分析する交流分析を提唱した。

覚え方は、

ロジャーズは、受容・共感・自己一致。
パールズは、今ここ。
バーンは、P・A・C。

これで整理する。


第4章 システム論・フォーカシング・解決志向・現実療法――関係性、身体感覚、未来、選択を見る理論

第4章では、近現代的なアプローチを整理する。

ここで登場するのは、ミニューチン、ヘイリー、ジェンドリン、ド・シェイザー、バーグ、グラッサーである。

覚え方はこうである。

システム論は関係性を見る。
ジェンドリンはフェルトセンス。
解決志向は未来と例外を見る。
グラッサーは現在の選択を見る。


システム論的アプローチ・家族療法

システム論的アプローチでは、問題を個人だけの中にあるものとして見ない。

その人を取り巻く家族、職場、組織、人間関係のシステムの中で理解する。

キーワードは、
家族システム。
相互作用。
構造。
境界。
家族療法。

ミニューチンは、構造派家族療法で有名である。

家族の中の構造や境界、役割関係を見ていく。

ヘイリーも家族療法、戦略派アプローチなどと関連して覚える。

キャリア相談でも、相談者の悩みは本人だけの問題とは限らない。

上司との関係。
家族からの期待。
職場の組織風土。
部署の人間関係。
家庭内での役割。
地域や社会的背景。

こうしたシステムの影響を受けていることがある。

試験では、
システム論=個人ではなく関係性を見る
で覚える。


ジェンドリン――フォーカシング

ジェンドリンは、フォーカシングで有名である。

キーワードは、
フェルトセンス。
身体感覚。
内的体験。

フォーカシングでは、言葉になる前の身体感覚に注目する。

たとえば、

胸が重い。
お腹がざわざわする。
喉が詰まる。
肩に力が入る。
何となく違和感がある。

こうした身体で感じられる、まだはっきり言葉になっていない感覚をフェルトセンスという。

このフェルトセンスに丁寧に注意を向けることで、自分の内面を理解していく。

試験では、
ジェンドリン=フォーカシング=フェルトセンス
で覚える。


ド・シェイザー/バーグ――解決志向アプローチ

ド・シェイザーとインスー・キム・バーグは、解決志向アプローチで重要である。

解決志向アプローチは、問題の原因を深く掘り下げるよりも、解決のイメージや、すでにうまくいっている例外に注目する。

キーワードは、
ミラクル・クエスチョン。
例外探し。
スケーリング・クエスチョン。
リソース。

ミラクル・クエスチョンは、解決志向アプローチの代表的な質問である。

たとえば、
「もし夜寝ている間に奇跡が起きて、問題が解決していたとしたら、明日の朝どんなことから気づきますか」
という問いである。

これにより、相談者が望む未来を具体化する。

例外探しも重要である。

問題がいつも起きているように見えても、実は少しうまくいっている時がある。
その例外を探し、そこにあるリソースを活用する。

スケーリング・クエスチョンは、状態を数字で表してもらう質問である。

たとえば、今の状態を0から10で表すと何点か。
1点上げるには何ができるか。

このように、変化を具体化していく。

試験では、
ド・シェイザー/バーグ=解決志向=ミラクル・クエスチョン
で覚える。


グラッサー――現実療法

グラッサーは、現実療法で有名である。

キーワードは、
選択理論。
責任。
現在の行動。
基本的欲求。

現実療法では、過去や他人のせいにするのではなく、現在の自分が何を選択するかに焦点を当てる。

人は自分の行動を選択している。
そして、よりよい選択をすることで、現実を変えていくことができる。

グラッサーは、選択理論とも関連して覚える。

キャリア相談でいえば、
「今、自分は何を選ぶのか」
「これからどう行動するのか」
「自分が責任を持てる選択は何か」
を考える支援に近い。

試験では、
グラッサー=現実療法=選択理論=責任
で覚える。


第4章のまとめ

第4章の理論は、問題の見方に特徴がある。

システム論は、個人だけでなく関係性を見る。
ジェンドリンは、身体に感じるフェルトセンスを見る。
解決志向は、原因より未来、例外、リソースを見る。
グラッサーは、現在の選択と責任を見る。

覚え方は、

システム論は関係性。
ジェンドリンはフェルトセンス。
解決志向はミラクル・クエスチョン。
グラッサーは選択理論。

これで整理する。


第5章 有料版|試験直前の簡単な覚え方――人物別ひっかけ対策

ここからは有料版パートとして、キャリアコンサルタント試験直前に使える、簡単な覚え方をまとめる。

カウンセリング理論は、細かく覚えようとすると混乱する。

しかし、試験でまず必要なのは、
人物名と代表キーワードを瞬間的に結びつけること
である。

ここでは、最短で思い出せる形に整理する。


1 まずは一言で覚える

フロイトは、無意識。
アンナ・フロイトは、防衛機制。
スキナーは、行動。
ウォルピは、脱感作。
エリスは、ABC。
ベックは、自動思考。
ロジャーズは、受容・共感・自己一致。
パールズは、今ここ。
バーンは、P・A・C。
ミニューチンは、家族の構造。
ジェンドリンは、フェルトセンス。
ド・シェイザーとバーグは、ミラクル・クエスチョン。
グラッサーは、選択理論。

まずはこれだけを覚える。

この一言対応ができれば、選択肢問題でかなり戦える。


2 混同しやすいペアを分ける

試験では、似た理論が混ざりやすい。

特に注意すべきは、エリスとベックである。

エリスは、論理療法。
ABC理論。
非合理的信念。
論駁。

ベックは、認知療法。
自動思考。
認知の歪み。
スキーマ。

覚え方は、
エリスはABC、ベックは自動思考。

この一文で分ける。

次に、ロジャーズとパールズ。

ロジャーズは、クライエント中心療法。
受容、共感、自己一致。

パールズは、ゲシュタルト療法。
今ここ、エンプティ・チェア。

覚え方は、
ロジャーズは受け止める。パールズは気づかせる。

次に、スキナーとウォルピ。

スキナーは、行動療法、オペラント条件づけ、強化。
ウォルピは、系統的脱感作法。

覚え方は、
スキナーは行動を増やす。ウォルピは恐怖を慣らす。

次に、フロイトとアンナ・フロイト。

フロイトは、精神分析、無意識、イド・自我・超自我。
アンナ・フロイトは、自我防衛機制。

覚え方は、
父フロイトは無意識。娘アンナは防衛。


3 人物別ゴロ合わせ

ここからは、覚えやすくするための簡単な語呂で整理する。

フロイトは、深い心を掘る。
フロイトは無意識を見る。
深層心理、精神分析。

アンナは、不安から守る。
アンナ・フロイトは防衛機制。
心の守り方。

スキナーは、好きな行動を強化する。
スキナーは強化。
オペラント条件づけ。

ウォルピは、怖さをウォーミングアップで慣らす。
ウォルピは系統的脱感作法。
段階的に恐怖へ慣れる。

エリスは、ABCで論破する。
エリスはABC理論。
非合理的信念を論駁する。

ベックは、べったり浮かぶ自動思考をチェックする。
ベックは自動思考。
認知の歪み。

ロジャーズは、ロジックより受容。
ロジャーズは受容、共感、自己一致。

パールズは、パッと今ここに気づく。
パールズはゲシュタルト療法。
今ここ、気づき。

バーンは、場のやり取りを見る。
バーンは交流分析。
P・A・C。

ジェンドリンは、じんわり身体で感じる。
ジェンドリンはフォーカシング。
フェルトセンス。

ド・シェイザーとバーグは、どうなったら奇跡かを聞く。
解決志向。
ミラクル・クエスチョン。

グラッサーは、ぐらつかず今の選択を見る。
現実療法。
選択理論。


4 試験直前の暗記表

試験直前は、この表だけ見ればよい。

フロイト。
精神分析。
無意識、イド・自我・超自我。

アンナ・フロイト。
自我防衛機制。
抑圧、否認、投影、合理化、昇華。

スキナー。
行動療法。
オペラント条件づけ、強化。

ウォルピ。
行動療法。
系統的脱感作法。

エリス。
論理療法。
ABC理論、非合理的信念。

ベック。
認知療法。
自動思考、認知の歪み。

ロジャーズ。
クライエント中心療法。
自己一致、無条件の肯定的関心、共感的理解。

パールズ。
ゲシュタルト療法。
今ここ、エンプティ・チェア。

バーン。
交流分析。
P・A・C、人生脚本。

ミニューチン。
構造派家族療法。
家族構造、境界。

ジェンドリン。
フォーカシング。
フェルトセンス。

ド・シェイザー、バーグ。
解決志向アプローチ。
ミラクル・クエスチョン、例外探し。

グラッサー。
現実療法。
選択理論、責任。


5 ひっかけ問題の見抜き方

試験でよくあるのは、人物名と理論名の入れ替えである。

たとえば、

ロジャーズを論理療法にする。
エリスをクライエント中心療法にする。
ベックを交流分析にする。
バーンを認知療法にする。
パールズを解決志向にする。
グラッサーをゲシュタルト療法にする。

こうした選択肢は、人物別キーワードを覚えていればすぐに切れる。

また、エリスとベックの混同にも注意する。

ABC理論が出たらエリス。
自動思考が出たらベック。

ロジャーズの3条件も頻出である。

自己一致。
無条件の肯定的関心。
共感的理解。

この3つはセットで覚える。

バーンはP・A・C。

Pは親。
Aは成人。
Cは子ども。

パールズは今ここ。

ジェンドリンはフェルトセンス。

解決志向はミラクル・クエスチョン。

グラッサーは選択理論。

このように、キーワードを見た瞬間に人物が浮かぶ状態にしておく。


第5章のまとめ

カウンセリング理論は、難しく見えるが、試験対策としては覚え方がある。

まず、人物・理論・キーワードをセットにする。

次に、混同しやすいペアを分ける。

エリスはABC。
ベックは自動思考。

ロジャーズは受容・共感・自己一致。
パールズは今ここ。

スキナーは強化。
ウォルピは脱感作。

フロイトは無意識。
アンナ・フロイトは防衛機制。

最後に、一言で覚える。

フロイトは無意識。
スキナーは行動。
エリスとベックは認知。
ロジャーズは受容。
パールズは今ここ。
バーンは交流。
システム論は関係性。
解決志向は未来。
グラッサーは選択。

この形で覚えれば、カウンセリング理論はかなり整理できる。

試験本番では、細かい説明を全部思い出す必要はない。

まず、人物名を見て、代表キーワードが出るか。
キーワードを見て、人物名が出るか。

ここが勝負である。


全体まとめ

カウンセリング理論は、キャリアコンサルタント試験で頻出の重要分野である。

ただし、人物名が多く、理論名も似ているため、丸暗記だけでは混乱しやすい。

そこで大事なのは、
人物名・理論名・キーワード
をセットで覚えることである。

フロイトは精神分析。
アンナ・フロイトは自我防衛機制。
スキナーは行動療法。
ウォルピは系統的脱感作法。
エリスは論理療法。
ベックは認知療法。
ロジャーズはクライエント中心療法。
パールズはゲシュタルト療法。
バーンは交流分析。
ジェンドリンはフォーカシング。
ド・シェイザーとバーグは解決志向。
グラッサーは現実療法。

この対応を押さえるだけで、かなり得点につながる。

カウンセリング理論は、単なる試験暗記ではない。

相談者の無意識を見るのか。
行動を見るのか。
認知を見るのか。
感情を受容するのか。
今ここに気づくのか。
人間関係の交流を見るのか。
未来の解決を見るのか。
現在の選択を見るのか。

理論によって、人間の見方が違う。

だからこそ、キャリアコンサルタントは、複数の理論を学ぶ必要がある。

試験対策としては、まず人物とキーワードを正確に覚える。
実践では、その理論が相談者理解にどう役立つかを考える。

この二段構えで学べば、カウンセリング理論はただの暗記科目ではなく、相談者を見るための強力な地図になる。

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