第1章 前澤友作が「BAKUNE」を着用した意味― 個人投稿が市場に火をつけた
2025年5月11日。
Xに投稿された一枚の写真が、TENTIALの知名度を大きく押し上げた。
前澤友作氏が
睡眠検査の装備を付けながら
着用していたのが BAKUNEパジャマ だった。
投稿の反響は瞬時に波及。
リツイート、引用、コメント欄は大盛り上がり。
「そんな格好でもBAKUNE着てるんですね!」
「睡眠計測にも対応できるなんて!」
「どこで買えるの?」
さらに
一般個人ユーザーが“真似して購入+投稿”
という拡散ループが始まる。
TENTIALが狙ってきたのは
“広告ではなく、生活者が発信する口コミ市場”。
●TENTIAL:広告コストが少ない新興企業
●前澤氏:生活者の象徴
●SNS:信頼感は広告の数十倍
つまり
**1枚の写真は“実績のない銘柄をブランドに変える着火点”**となった。
その後
Xのコメント欄には
「BAKUNE買いました」
「夫も気に入ってる」
「仕事の疲れが消える」
と、自然な口コミが雪だるま式に増加。
これは偶然ではない。
テンシャルは“肉体疲労を言語化できない層”に向けて商売している。
●IT社員
●看護師や夜勤職
●子育て世代
●30〜50代の慢性疲労層
この層は、眠れない悩みを人に相談しない。
その代わり――SNSで「共有」する。
前澤氏投稿は
●睡眠
●体回復
●科学×衣料
というキーワードを一気に照らした。
結果として、
TENTIAL=バズワードではなく生活改善の選択肢へと認知が格上げされた。
第2章 TENTIALとは何か― BAKUNEが狙う市場と思想
■会社の中心概念:身体を“整える服”
テンシャルの製品設計思想は明確だ。
消費者は衣服を買っているのではない。
コンディショニングを買っている。
ブランドの中心商品
◆BAKUNE(リカバリーウェア)
・着るだけで疲労物質排出を促進
・血行促進設計
・スポーツ科学に基づくデザイン
・夜着ることで翌朝の体が変わる、という訴求
◆TENTIAL インソール・ソックス
・足裏から姿勢と疲労にアプローチ
・ランナー・立ち仕事層の支持
◆サプリ・睡眠関連商品
・身体→睡眠→日常活動の循環を最適化
理念は一貫して
「日常のあらゆる動作で体を回復させる」
ここにファッション企業でない理由がある。
■TENTIALの狙う市場は巨大
・睡眠市場:1兆円超
・疲労回復市場:急成長
・スポーツテック:成長期
・健康寿命延伸ビジネス:国家テーマ
衣服市場の枠ではない。
ヘルスケア×プロダクト=拡張型市場
そして今、
「睡眠」「慢性疲労」「体調管理」は
老若男女の関心が爆発しているテーマだ。
第3章 会社と経営陣― 誰がTENTIALを作ったのか
テンシャルの創業メンバーは
元アスリート中心という異質な体制。
●スポーツ現場からしか見えない課題
●怪我・疲労と向き合ってきた経験
●既存の衣料会社が見落としていた視点
そこで生まれた問いが
「日常生活で疲れない身体は作れないか?」
テンシャルは答えを
科学 × プロダクト × ユーザー検証
の三角形で作り続けている。
社長の特徴は
✔短期利益よりブランド体験
✔広告費より口コミ
✔商品の説明より成果の体感
✔都市生活者を“競技者”と同義で捉える
他のアパレル企業とは
文化が根底から違う。
しかもTENTIALは
単なる物販で終わらせず、アスリート的思考を生活へ輸出する会社だ。
第4章 企業業績と中長期戦略― 伸びている理由と、伸びしろの源泉
公式情報を踏まえると
テンシャルの成長戦略ははっきり見える。
■売上成長の理由
オンライン直販比率が高い
→中間マージンが不要
→広告費が少なくても利益が残る
リピートが発生する分野で戦っている
・インソール摩耗
・BAKUNE買い替え
・複数購入(夫婦・家族)
→LTV(生涯顧客価値)が高い
ECだけで完結せずリアル展開へ
百貨店・スポーツ店・体験型ブース
■中期テーマ
★BAKUNEを“日常装備”にする
→パジャマから
→ワンマイルウェア
→ビジネスウェア
★スポーツ医科学分野のハブ企業へ
→大学/医療/研究者との協業可能
★アジア輸出
→睡眠文化が浸透すれば爆発的需要
企業規模が小さいからこそ
市場拡張の伸び代が巨大なのがTENTIALの最大の魅力である。
第5章 株価急落の背景と今後の見通し
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― 「伸びているのに下がる理由」と買いタイミング
■株価が落ちた理由は構造的に健全
・成長株に短期勢が入り乱れ
・前澤投稿で個人マネーが急流入
→ 過熱 → 調整
機関投資家はこういう局面で
「人気の熱が冷めた銘柄」を拾う。
■今の株価はむしろ正常値
5分足〜日足を見ると
・個人の振り落とし
・押し目形成
・出来高伴う戻り
週足・月足を見ると
トレンドはむしろまだ上を向ける形が残っている。
■買いシナリオ
✔中長期目線:狙うべきタイミング
・急落局面
・信用整理期
・決算前の静寂期
・人気が消えたタイミング
✔短期反発目線
・節目4000円台前半
(画像のチャートポイントと一致)
✔長期出口
・EC市場拡大&利益率改善が続くなら
6000円〜7000円帯は視野に入る
■最大の判断基準
TENTIALは
**「実需のあるブランド型グロース株」**である。
・単発テーマでは終わらない
・ヘルスケアは不可逆
・口コミは広告より強い
要するに、
世の中の疲れが消えない限り需要は減らない。
■総括
前澤氏の写真は
ブランドではなく “価値観の象徴” を映していた。
TENTIALは
「夜寝て回復する」 という当たり前を
科学的に奪い返そうとしている企業だ。
株価の波はある。
しかしトレンドは
身体 → 生活改善 → サステナブル健康市場
に向かって進んでいる。
迷う必要はない銘柄ではない。
ただ“時間で戦う銘柄”である。
おわり


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